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京都市の発表によると、新型インフルエンザの影響で、5月20日までに530校・8万人分の修学旅行キャンセルがあったそうです。また、イベントや大物歌手のコンサートの中止・延期が続き、神戸・大阪の繁華街や商業施設・大型店舗にも不況に追い打ちをかけました。
経済産業省はこの5月22日、新型インフルエンザの感染拡大で影響を受けている中小・小規模企業に対する資金繰り支援などの対応策を発表し、新型インフルエンザの影響で経営が悪化している中小・小規模企業が、日本政策金融公庫や商工組合中央金庫による低利融資「セーフティーネット貸付」制度を利用できるようにしました。また、政府系金融機関や信用保証協会に対しては、これまでの融資について返済猶予など条件の変更に柔軟に応じるよう求め、新たな貸し出しでも審査などの手続きを早めたり、担保が足りなくても柔軟に応じたりするように要請しました。
それを受けて、中小企業基盤整備機構、商工会議所など中小企業関係団体や全国の経済産業局は、新型インフルエンザへの対応に関する相談窓口を設置しはじめています。
景気への影響も大きかった新型インフルエンザですが、国内感染者が全国で300人を超えたところで、少し沈静化してきたような感はありますが、油断はできません。ここで、病気に対する確認をしておきましょう。
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□■□新型インフルエンザとは□■□ ~厚生労働省ホームページより~
【通常のインフルエンザとの違い】
新型のインフルエンザは誰も免疫をもっていないため、通常のインフルエンザに比べると、感染が拡大しやすく、多くの人がインフルエンザになることが考えられます。そのため、感染の拡大を防ぐために十分な施策が必要となります。
【治療方法は?】
主な治療法は抗インフルエンザウイルス薬(タミフル・リレンザ)の投与です。現在、我が国のタミフルの備蓄は約3,380万人分程度です。
【インフルエンザの症状は?】
1.咳や鼻水が出る。
2.突然の高熱、全身のだるさ、頭痛、筋肉痛等がある。
3.新しいウイルスのため、インフルエンザの症状は今後変化する可能性があります。
【感染方法は?】
1.飛沫感染
感染した人の咳、くしゃみ、つばなどとともに放出されたウイルスを健康な人が吸い込むと感染することがあります。
2.接触感染
感染した人がくしゃみや咳を手で押さえた後や鼻水を手でぬぐった後に他のもの(机、ドアノブ、つり革、スイッチなど)に触ると、ウイルスが付着することがあります。
その付着したウイルスに健康な人が触れた後に目、鼻、口に再び触れると、粘膜・結膜などを通じて感染することがあります。
【インフルエンザにかからないために】
1.必要のない外出は控えてください(特に人が集まる場所)。
2.外出したらうがい、手洗いを行って下さい。
3.咳エチケットを守る
・周囲の人から1m以上離れてください。
・咳やくしゃみのしぶき(飛沫)は約2m飛びます。
・ティッシュで口を覆い、顔をそらせて下さい。
・マスクがない場合は、ティッシュなどで口と鼻を覆い、他の人から顔をそらして、1m以上離れます。
・外出したらうがい、手洗いを行って下さい。
・手洗いは石鹸を使って最低15秒以上行い、洗った後は清潔なタオルやペーパータオル等で水を十分に拭き取りましょう。
・口を覆ったティッシュはゴミ箱へ。
・咳やくしゃみを抑えた手はただちに洗ってください。
・咳やくしゃみを手で覆ったら、手を石鹸で丁寧に洗いましょう。
・マスクを着用してください。
・咳、くしゃみが出たらマスクを着用しましょう。
また、マスクをせずに咳をしている人がいたら、マスクの着用をすすめましょう。
【インフルエンザにかかったかな、と思ったら】
・まず保健所等に設置された発熱相談窓口に連絡してください。
・医療機関に直接行くことは絶対しないで下さい。
【感染を拡大させないために】
・必要のない外出は控えてください(特に人が集まる場所)。
・外出したらうがい、手洗いを行って下さい。
・発症したら、マスクをして感染が広がらないようにしましょう。
・マスクだけでは感染を完全に防ぐことはできませんので、お互いに距離をとるなど、他の感染防止の方法も行いましょう。