経済・経営に関する情報をご紹介するページです。
今日のマスコミのトップ記事は、本日より高速道路料金が1,000円でした。景気対策として私たち一般市民に直接影響のある政策がとられることも一因として、その理由の良し悪しは別として、政治が注目を浴びているように感じます。私も最近、首相官邸ホームページを覗いてみたりしています。
3月4日で、平成20年度第2次補正予算関連法成立の報告とともに、以下のように麻生首相メッセージが
『高速道路については、地方部で、休日はどれだけ乗っても1,000円以下(首都高、阪神高速も休日は500円)とします。
実施時期については、大半の小中学校が春休みに入った最初の土日である3月28日以降、順次、基本的な割引メニューが開始出来るよう、準備を進めます。
春の行楽に、ご家族でお出かけください。』
その前には、定額給付金についても
『定額給付金についても、各市区町村において、お配りする準備を進めて頂いております。
・国民お一人12,000円、
・子どもや高齢者は、20,000円、です。
国民の皆様には、是非、給付金を使っていただき、消費の拡大につなげていただきたいと、思います。』
どうやら、寒さはまだ残っていますが桜が開花しましたので、休日・休暇の旅行・行楽を是非とも考えねばならぬようです。
ところで、旅行・行楽といえば車だけでなく電車もある訳ですが、3月20日から阪神なんば線が開通しました。その日たまたま知らずに京都へと行った際に、利用した近鉄の駅で知りました。
大阪市内、環状線内に私鉄は乗り入れさせないという市内交通公営主義(市営モンロー主義)があったそうで、大阪市内を私鉄だけで通過できないようになっていました。しかし、これにより大阪市営交通を利用せず、阪神・近鉄の私鉄電車相互直通が開始されました。
単純に考えると市営交通を抱える大阪市にとってはマイナスではと思うのですが、神戸と奈良が直通というこの線、さて、この経済効果波及は一体どのようになるのでしょうか? 来年、平城遷都1300年祭というような行事も奈良では計画されているようですし、期待されるところです。それから見落としてはならないことがあります。つまり、この線上には京セラドーム球場と甲子園球場があることです。ちょうど今、春の高校野球甲子園大会が盛り上がっていますが、アクセスが楽になることは、野球界にとっては間違いなくプラスになりますでしょう。
野球といえば、首相官邸ホームページの最新欄には、『ワールド・ベースボール・クラシック優勝に関する内閣総理大臣コメント』としてWBC優勝を祝福するメッセージが出ていました。個人的にはやっぱりイチロー!と感動したWBCでしたが、もしかして、首相は関西経済のことも緻密に計算されたのか・も?…と、ふと考え込んだり。。。
私が近鉄電車で訪れた先は京都。ちょうど『東山・花灯路』というイベントが行われていました。東山山麓を北から南へ、三条から円山公園、八坂神社、二年坂、産寧坂を通って清水寺までの約4.6キロの道沿いに行灯(あんどん)が置かれ、神社仏閣もライトアップされ、沿道の店々も訪れる観光客を温かい笑顔で出迎えてくれました。
きもの姿の方は入場料や乗車料が無料という配慮もあって、きもの姿や舞妓さん姿の方も多く見られ、雰囲気を一段と盛り上げていました。特に二年坂・産寧坂あたり清水寺参道がすごい人出でしたが、ゴミ収集のみならず通行の混雑や危険が予想されるところは、主催者や警備員の方々が気配りのきいた整理をしていて、やわらかな灯りのぬくもりだけでなく、京都の町全体が優しい、と感じさせてくれるものでした。きっと、ほとんどの方が、また来年も訪れたいと思ったことでしょう。インフラに代表されるハードだけでないソフトの大切さ、それがとても身に心に沁みる夜となりました。