10月の末日、将棋の藤井聡太三冠が竜王戦七番勝負で３連勝を決めました。その福島のいわき市で行われた対局ニュースの中で、試合中に食した福島銘菓「じゃんがら」の話題を見つけました。

故郷の銘菓になつかしさを感じるとともに、私のあんこ愛がムクムクとわきあがってきました。
『あんこ食べたい…』
じゃんがらのジャン繋がりて、京都銘菓「阿闍梨もち」を食べよう！　と唐突に思いついてしまいました。早速、百貨店へ。

ところが、ショウウィンドウから見えるディスプレイの箱の上に掲げられた札に書かれていたのは、「本日分の販売は終了しました」。“チ〜ン“…。人気があるだけに、夕方に買いに行くのは間違いだったかも。残念です。

どうしようかぁ…。秋の和菓子といえば、最中です。詳しくは知らないのですが、縁起がよいお菓子でもあるそうなので。今回も、夏の水羊羹で感激した鶴屋八幡さんへ。最中『百楽』のこし餡とつぶ餡を購入しました。

まずは、こし餡を。パリッと微かなはぎれの良い音をさせてわると、中から少しとろみのある餡がお目見えしました。「いただきます！」パリサクのかわと甘さを控えた舌触りに良いあんこが美味しい！　やっぱり、あんこ最高ですね。

余談ですが、店員さんに最中の原材料について聞いた時、とても丁寧に説明してくださり、工場にも電話で確認して正確に答えてくださいました。夕方の忙しい中、接客を待っているお客様に、お待ち下さいますよう、お願いしながら笑顔で…。

とてもうれしくキュンとなり、思わず「忙しいのに、丁寧に対応していただき本当にありがとうございました」とお礼を伝えていました。