コロナ禍も久しく緊急事態宣言ももうみんな慣れてしまっているようです。それでもやはり、宣言があけるとどこかへ出かけたいという欲求がでてきます。

そこで2度目の緊急事態宣言が解除になってすぐに京都へ出かけました。お目当てはやはり美味しい物。大好きなフレンチで検索して、口コミや星の数でほぼ満点なお店を見つけ予約しました。

皆さんよく綺麗な写真を投稿しておられる伏見稲荷へ行くことにしました。宣言が開けたとはいえやはり外国人観光客がおらず静かなものでした。赤い鳥居が幾重にも重なってとても綺麗です。

写真の腕前がもう少し良ければと悲しくなります。ゆっくり歩いて進んでいきました。ぐるっと全部見て回ると予約の時間に間に合いません。仕方なく鳥居付近で引き返すことにしました。

久しぶりのフレンチ！ワクワクします。個室に通されました。前菜が運ばれてきました。何だかかわった前菜。一口ずつになっています。3種類ありましたがどれも美味しいとは思いませんでした。

気をとりなおして…次は大好きなフォアグラが出てきました。味がしません。あのフォアグラ独特の濃厚で凝縮された味がしません。仕方なく残しました。お店の人がフォアグラお嫌いですか？と…いえ…そうではありませんとお答えしました。

次に期待しましょう！と…次は魚料理です。生焼けで生臭く到底食べることは出来ず、残しました。とうとうお店の方はお口にあいませんでしたか？仕方なくハイと答えるとよろしければ理由をお聞かせ下さいと仰ったので理由をお伝えしました。

私だけじゃなく友人も残していました。もちろんフォアグラもです。もう他に何が出てきても食べたい意欲がわくはずもなく、残りの物はただひたすら詰め込むといった感じでした。

口コミも良く、星の数もいい。それなのに今まで行った中でこんなにひどい味だったお店はありませんでした。悲しい気持ちになり個室を出るとだれもお客さんはおらずがらんとしていて、そうなんだと理解しました。

それ以前にも自宅近くの行列のできているお店に並んでみましたが、そんなに並んでまで食べる価値のある物はありませんでした。もちろん味の好みもありますがやはり並んでいると期待も膨らみますし、口コミや星の数も後押しします。

日頃行列に並ぶことがなかったのですがコロナ禍で遠出も出来ず、まあみんないつも並んでいるので一度入ってみようと思い何軒か並んでみましたが見事に大きく期待はことごとく裏切られました。

暫く行列は遠慮しておきます。新しいお店を開拓するのは難しいですね。次回からは期待せず行くことにします。何だか悲しい気分になりますけど、絶対美味しい物を食べたいというときはテッパンのお店にした方がよさそうです。