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ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。

恋しいお鍋

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寒い季節、週末の定番は、お鍋。それぞれの家庭の味があるかと思いますが、我が家は、主に塩ベースに野菜、鶏肉、魚。しめではなく、うどんも最初から入っている、うどんすきです。

甘辛く炊いたうすあげや、薄切りのお餅や豚肉、レタスなどを、しゃぶしゃぶして、柚子胡椒や、唐辛子やポン酢、生卵を入れたすき焼き風たれなど、思い思いの味でいただきます。生姜と、粗みじんのごぼうを混ぜ込んだ、自家製つくねが人気です。みんなが集まりやすい土曜日に楽しんで、のんびりしたい日曜の朝は、ネギを散らして、玉子をとじて雑炊にする。

なのに・・・ 今季は、レアメニューになっています。

本来、おいしくたっぷりいただけるはずの、白菜、大根、キャベツ、などなどお鍋に欠かせない野菜の高いこと。当初は、食べなくても死にはしないとタカをくくっていましたが、こんなに長期間に渡るとは思っていませんでした。猛暑や、秋の長雨が影響すると、気候を恨めしく思いますが、それだけではないようです。

消費者が、景気が振るわないからと野菜ではなく、安価な加工食品ばかりを利用すると、出荷を待つ作物がふえ、次の種まきが遅れ、収穫が遅れ、安定した価格での供給が難しいという側面もあるそうです。

近所の方が、ご実家の畑仕事を手伝われた日には、色々とおすそわけしてくださいます。一度に、食べきれないからと、申し訳なさそうにいつも届けて下さるのですが、労働もせず、しかも生産者の顔が見える安心野菜をいただけるのは、大変ありがたく、せっかくのお野菜を余すことなく、どう頂こうかと、新しいレパートリーも増えました。

小さい頃、「今日のご飯は、なぁに?」と母に尋ねて、副菜としか思えない野菜料理だと、「それから?」と何度も尋ねて「え~~」だったり「やった~」だったり。いつのまにか聞かれる側になり、大皿でドンとボリューム満点よりも、主役には見えないけれどひと手間かけたお皿を何種類か並ぶ食卓の方が、肉好き人種から「え~~」と言われても、“食”担当としては、満足な気持ちになるようになりました。

貸農園の看板を見るたびに、心揺れるこの頃です。

2018/02/03 posted by ピアノフォルテ