ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
4月23日から218校による最後の戦いが始まりました。戦う以上は勝ち負けがあり、負けたらこれで引退、の涙があちこちで見られる大会でした。
すし詰め大歓声のアウェイでの試合あり、たくさんのOBもかけつける気合の入る試合あり。ゴールデウィークは、3日4日5日と毎日連戦で、体調を整え故障のないようメンテナンスをしながら勝ち進むこと5回。
そこまで来ると、私立強豪校が立ちはだかり始めます。しかし勝てば、1次予選突破、スーパーシード校8強が待ち構える2次予選に突入となる大一番でした。
相手は、前回公式戦最終で負けた同じチーム。リベンジと、引退をかけた最後の思いが重なり、応援団ですらかなりの緊張感が漂っていました。
エースには、事前情報でチェックが厳しく動きづらい中、他のメンバー、ベンチの仲間が一丸となって、見事な勝利をおさめることが出来ました。
それは、創部88年以来初のベスト16であり、公立でスポーツ科もない文武両道の学校のその白星は、周囲にとっても驚きにも似た感動があったようで、たくさんのメッセージをいただきました。
TwitterやSNSでの速さや広がりに驚くほどの反響でした。
そして迎えた6回戦は、そのコートに立つことをずっと夢見ていた憧れの大阪府中央体育館が会場でした。
4面のコートで、それぞれに応援や歓声が上がる中、さらなる格上のチームとの戦いでした。
エースは、ほぼブロックされ、また5番6番が故障と熱中症で途中欠場もありながらも決してあきらめませんでしたが、夢の続きを見ることはできませんでした。
いよいよ引退する選手がかわるがわる交代して出場しはじめ、なんとかそこにボールを集め、その選手も必死で受けてシュートをする姿を見た時に、これまでみんなで努力して競い合って、共に多くのことを乗り越えてきたであろうチームの姿が、またサポーターとして見てきた数々のシーンが浮かんで最後の笛が鳴った時、心からの拍手を惜しみなく送りました。
ねぎらいの言葉をかけようと、写真を撮ろうと、応援の人たちで混雑するロビーに現れた選手たちの目は赤かったけれど、穏やかで優しい表情でした。
同輩13人、後輩19人。一人はみんなのために、みんなは一人のために・・・
その言葉がピッタリのチームをこれで引退しますが、共に戦い努力した日々はいつまでも消えることなく、そして一生の友としてこれからも歩んで行くことでしょう。
仲間の未来に、エールを送り続けたいと思います。