昨年末で約5年間通っていたパソコン教室が閉まりました。面倒だと思いながらも仕事の合間にちょこちょこと通うそれはライフワークの一部のようになっていました。雨の日も雪の日もゴミの日も…

たかがパソコン教室とはいえ、なかなか興味深くいろんなシーンが垣間見られました。

ふらっと覗いて内容や金額を聞いていく人も多くなかには、短い時間の中で家族構成や仕事の内容、果ては離婚理由にいたるまでかなりプライバシーに関することを洗いざらい話して帰る人がいたり、あきらか犯罪っぽい事に利用するんじゃないの？大丈夫？的な人がいたりと驚かされることも多々ありました。

でもモチロンそんな事ばかりでもなくほっこりとした気分になることも多かったです。全く知らない人から、今から試験ですか？ 頑張って下さいね～と受験バージョンのチョコのお菓子を頂いたり、私より先に試験を受けたおじいちゃんにどんな問題だったかさりげなく聞いておいてほしいと先生に頼んでおいたら、1度も会ったこともない私に試験の感想文をちゃんとワードでうって託してくださったご老人がおられました。

内容を見ると、きちんと自分の体力を鑑みてペース配分するべきだったとか、見直しの時間をちゃんととるべきだったとか、こういう問題はでなかったように思うとか、これは出たように思うとか、役に立つような立たないような（ゴメンナサイ！）内容だけど、なんだか読んでいてそれだけでお人柄がしのばれるようで嬉くて、ちょっと面白いなって思う素敵な文章を頂いたこともすごく心に残っています。

いつもは行けない平日の昼なんかにお邪魔した時にはびっくりしました。ちょっとした、ほにゃららホームのようでご年配の方々がたくさんでのんびり、和気あいあいとされていました。仕事帰りではＯＬさんや学生さんが多かったので平日のお昼はこんな感じなんだ～と驚きました。

最初は年配の方の？な会話に？？？とハテナの連続でした。

せんせい～っ！私長いあいだ使ってなかったから保存してたデータもう消えてしもたんですかね～？（オカルト風）

せんせ～！私いつもしてる通りにやってもできしませんねん。なんでやろ～？
先生：いつもどうされてるんですか？

いつも？ああ、ここをす～っとこないして、さ～っとしてぱ～っとするんよ～。
先生：もう少し具体的に教えて下さい。

もう笑いをこらえるのに必死ですが、ご本人たちはいたって真面目なのでここはぐっとガマンと思い後で先生におばあちゃん達おもしろい事言いはりますね～と言うと、まあそんなもんです。でも意外にも1周まわってアリみたいなオカルト現象もどきの事があったので昔のように全否定はしなくなりましたと、趣きぶかい話をされていたのが印象的でした。

席に座れば隣からカチカチという音が断続的に。隣のおじいちゃんの入れ歯の音でした。最初はちょっと怖いよ～と思っていましたが、いつの間にか音が聞こえないと、アレ？大丈夫かな？と思って隣をガン見してしまう始末です。(＾＾ゞ

私もおばあちゃんになってもここに座っているぞ～と思っていただけにとても残念で日を追う毎に喪失感が増してくるのです。又違うパソコン教室を探そうかな～それとも他の何かにチャレンジしてみようかな～と思いつつもまだまだクラスロスの真っただ中にいるようです。はじめに見学に行った時に持参したダイアリーがＰＣ1になり最後の7までのノートを眺めているとああ折角長く続けていたのにな～とひしひしと又寂しさがこみ上げてきます。

もう少し暖かくなったら、何か始めてみたいという意欲がわいてくるのかもしれません。でもあったかいし気持ちいいしな～んにもしなくても　し・あ・わ・せ！ってことでの～んびりしたままになっているかも？しれません(^^)/