先日、小さな包みをもらいました。

ワクワクしながら開けてみると・・・　私には、全く踏み入れそうもない世界の2文字が見えました。

かつて、我が家のベランダにも、朝顔やひまわりなどの観察日記用の花からビオラやシクラメンなどのきれいな花々、そして観葉植物など、友人とガーデンショップをのぞいては、育てていた頃もありました。

土のないマンション暮らしでも、部屋に居ながらにして癒され、またその成長を子どもたちも興味をもって眺めて楽しんでいましたが、暑い時期に家を空ける時には給水用のペットボトルを各鉢にさし、受け皿にも水を張り、さらに浴槽にも水を張り鉢植えを大移動しての出発でした。

また、土の入れ替えをする際に、やせた土を戻す土壌のないマンションでは、廃棄するのも一苦労でした。

増え続ける数と、私の在宅時間が反比例していったこともあり、少しずつ淘汰され、マンションの大規模修繕工事で外壁塗装時には全て室内に移動令が出たのを機に一掃してしまいました。

掃除もしやすくなり、枯れてしまって心を痛めることもなくなり、それはそれで気楽になっていたのですが、ここ最近、雑貨屋さんやフラワーショップをのぞくようになってきました。

ですが、水やりが、土が、虫が、と思い直し、全く手間いらずの小さなエアプランツを1つ置くだけにしていました。

雑貨屋さんの片隅で、土もなくコロンと転がされているエアプランツは、土は不要で、お水もほとんど不要。それでもうまくいけば花もみられるかもと、私にはうってつけ。少し伸びて成長しているようです。小さくても緑があるのは、やはり癒されます。

そんな私の気持ちを見透かしたかのようなプレゼント。こんな小さな器に、もみじ。説明を見ると、気温が15℃位になるまで、冬を疑似体験させる為に種を冷蔵庫に入れよとあり、今はこちらの状態です。

近年「和食」や、インドの「ヨガ」など、日常生活に関連する遺産が登録されていることを踏まえて、先月、ユネスコ無形文化遺産への登録申請の対象として検討が決定した盆栽。我が家では、どのように色づくのか、楽しみでもあり、プレッシャーでもあり、プレゼントのようで、課題のような贈り物です。

見事な紅葉とあいなりました時には、ご披露したいと思います。