今年に入って、新春セールやら、リニューアルセールで、靴が5足新しくなりました。どれもこれも、歩きやすさ重視です。真ん中の2足は、初代の黒が、あまりに重宝したので、色を変えて2足。

最近、もしも朝に5分余裕が出来たなら駅までの道を歩くようにしました。健康の為と言うより、猛ダッシュの出勤自転車をやめたいなと考えての事です。

自宅を出てすぐの道は、企業の私道でもある、1本道。あまり人通りも車もありません。線路沿いの側溝には、カモがいたり、カメが石の上で甲羅干しをしていたりで、こちらものんびりした気分になります。

ところがその道の先を左折してからの駅までの1本道は、狭いうえに踏切があり、ひどい時には、5本通過待ちに遭遇します。そうなると、自転車、バイク、歩行者、車と、騒然となり、それがその後の歩行に大きく影響します。狭い道ゆえに、1列の競歩集団となって、とってもせかされて、最後の陸橋を登るころには、じんわり汗。

夏には自転車焼けを卒業して日傘をさして涼しげになんて考えていましたが、そうはいかないかもしれません。でも、カバンも小さいショルダーに変えて、身軽に歩くのは気持ちがいいものです。

先日も、窓から空にカラフルな物が見えたので車を停めて、歩いて近くまで行ってみました。

寄付された物と、ボランティアと子どもたちの手作りによる、たくさんの鯉が、青空にたなびいていました。

“なんでもいちばんを目指す”ということで、１１１１匹泳がせたそうです。間近で見たのは初めてでしたが、圧巻でした。また、チューリップによる干支のアートもあり、河川敷には小さな子どもからお年寄りまで、散歩がてらの人たちが集まっていました。

15年ほど毎年飾っていた我が家の鯉のぼりは、矢車が壊れて出すこともなくなりましたが、子どもが幼かった頃のことを懐かしく思い出しながら帰ってきました。

「スイミングに行く途中に、たくさんの鯉のぼりが泳いでいたよ。幼稚園の時には、スイミングが嫌で泣きべそかいていたけど、小学校卒業まで通い続けたね。偉かったよね。」

「遅刻したくて、遠回りして行ってた。」

「え～～！知らなかった！」と大笑い。

なんの制約もなく、のんびりと歩く、いつもは気付かない景色に小さな発見がある、それが今の私のリセットタイムです。