私が地域の公民館に携わって早や半年・・・

企画委員の大変さを知る反面、これまでの有り難さに感謝しながら毎週末の子供講座をメインにお手伝いをしてきました。極力抑えた予算で子供たちに興味を持って楽しんでもらうには？・・・そこに行き着くまでの企画委員さん達の苦労・・・これががあってこそ、その向こうにみんなの笑顔が広がるのだと改めて気付かされました。

その最たるものが、10月末に2日間に亘って行われた秋の文化祭です。

これは 、子供たちの夏休みの工作を初め、日頃公民館で開かれる文化的な講座の発表の場として、各教室の作品が展示されます。それと併せて、公民館から地域の方々に感謝の意を込めてささやかなおもてなしをするのが恒例です。

しかし、今年は公民館が６０周年の年とあって混雑が予想されるという事と、去年移築されたばかりで勝手が全く違うという事・・・慣れてるはずのベテラン企画委員さん達もみなさんアタフタ不安を口にされていました。

早い段階から各担当に別れて話し合いが始まりました。私は展示コーナーと看板リニューアルの担当で、秋らしい和紙を紅葉やイチョウ、どんぐりや葉っぱの形に沢山切って看板や展示コーナーに貼っていきました。徐々に公民館も秋色に変化していくのを見るのはとてもワクワクしました。

ふと２階のおもてなしをする小会議室を除くとロッカーに白布が貼ってあり、机とイスが無造作に並んであるだけの殺風景な部屋・・・これではあまりにも寂しいと思い、余った和紙で秋のコスモス、彼岸花・・・を作って壁面にしました。来賓の来られる和室のお玄関にも秋を感じる花材で生け花を・・・

私もみなさんに恩返しができればと、少し若い感覚を取り入れてやってみたところ、あるのとないのと大違い！パッと場が華やかになった！と大変喜んでもらえました。無事設営も、そしておもてなしの下ごしらえも終わり、いよいよオープンです！

１日目はおぜんざい、2日目はうどん・・・

日頃特にお世話になっている来賓の方々にはそれとは別に田舎チラシを添えて・・・
どれもこれも、１から手作りするので、当日は朝から仕出し屋さんのようにバタバタと大変でしたが大盛況のうちに終わり、2日間で延べ1000人の方々が公民館に足を運んで下さいました。

朝から夕方までの接客に身体は疲れましたが、皆で共に作業した連帯感も相俟ってとても清々しい気持ちになりました。

私が準備から当日の２日間で学んだことは沢山ありますが、一番心に残ったことは、その事をよく知ったベテランの方こそ、慎重で謙虚であり、それがまたみんなの笑顔に、結果 成功に繋がるという事です。これはどの場面にも共通することであり、大切なことだと感じました。

次のイベントはしめ縄作り、凧上げ、お餅つき・・・お正月も盛り沢山・・・これらを通じて少子化、高齢化社会と言われるこのご時世、地域の方々との繋がりを大切にしていきたいと思っています。