ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
前回はスペインのバルのお話をさせて頂きましたが、今回はスペインでの飲み物のお話です。
まずスペインといえばまず有名なのがワインです。世界第3位の生産量です。
1970年に原産地呼称制度が4つに分けられているのですがそこで今回はその中でもDOCに格付けされているリオハのワイナリーの見学に出掛けました。
★原産地呼称制度 === ===
●Vino de Mesa(ヴィノ・デ・メサ)
格付けされていないぶどう畑で生産されたワインや、異なる地方のワインをブレンドして造る。
●Vino de la Tierra(ヴィノ・デ・ラ・ティエラ)
認定された地域内で生産したぶどうを60%以上使用したワイン。
●D.O. Donominación de Origen(デノミナシオン・デ・オリヘン)
原産地統制委員会が設置されている地区で栽培された認可品種のぶどうを原料とし、厳しい条件を満たしてつくられた上質ワイン。現在54の地域が指定されている。
●D.O.C. Donominación de Origen Calificada(デノミナシオン・デ・オリヘン・カリフィカーダ)
INDO(原産地呼称庁)の厳しい生産基準が設けられている地域でつくられた、スペインで最高クラスのワイン。現在D.O.C.として認められているのはリオハとプリオラトのみ。
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リオハのワインは昔ながらのこだわりを持ちならがも最新の設備で管理されています。じっくりと説明をして頂いて少しひんやりした広いワイナリーの中を見学させて頂きました。
見学が終わると試飲タイムです。色んな種類のワインを勧めて頂きました。ガラスの容器に液体。ツーリスト泣かせの代物には手を出すまいと思って出掛けたのですが、あまりの美味しさには勝てず赤、白各1本ずつだけ購入することにしました。
あくまでも個人的な感想ですがスペインのワインはすっきりしていているが優雅で魅力的。そんな女性だったらもてるだろうな~というお味…。(わかりにくいですね(^_^;))
他にも熟成期間等でも名称がわかれており、熟成期間が若い順に、シンクリアンサ・クリアンサ・レセルバ・グランレセルバといった具合です。当然の事ながら通常は後になるほどお値段もアップします。しかしスペインでは美味しいワインを美味しいお料理と共に比較的安価で楽しむことができました。
又、ワインは地方によって飲む器も違ってくるところもあります。ガリシア地方のリベイロのワインの器はクンカといって日本のお猪口の大きいバージョンのようなグラスで頂きます。
普通のワイングラスと違い、鼻とワインが近づくので空気に触れる前の本来の香りとまったりとした味わいを感じられます。大好きなムール貝と共に美味しく頂きました。このクンカで飲むワインは日本酒のような芳醇な味がして私は大好きです。
そして他の飲み物もたくさん頂きました。(お酒ばかりで申し訳ないです^_^;)
ベルムーというハーブのベルモットやリンゴのお酒のシードル、ビールとレモンの果汁のセルベサコンリモン等、美味しいお酒がいっぱいですが、私の好みはワインとカーニャ(生ビール)とベルムーです。ベルムーは風邪の時なんかに飲むといいそうです。
リオハは葡萄の栽培に適した地方なので初夏に訪れたのにも関わらずかなり涼しく、私の写真は全てダウン姿でした(笑)
スペインワインもベルムーも日本で飲んでみましたが、やはり現地で飲むのとは雲泥の差。お料理もお酒もその土地の風土や気候などが密接に絡み合い、そこで頂くのが1番美味しいんだな~と実感しました。
暑~い日に氷とレモンが入った冷た~いベルムーを老舗のバルで頂く、こんな幸せをまた近いうちにスペインで味わいたいです。
次回はスペインの教会とフラメンコのお話を…