2014年4月9日が、いよいよやってきます。

弊社では、Windows7やWindows8への移行作業は終えて、後は4月9日を待ってXPパソコンのインターネット回線を外すだけという状態にあります。

Windows7ではそれほどではありませんでしたが、Windows8パソコンを初めて操作した時の戸惑いは、今でも忘れられません。

あれっ、スタートメニューは？

えっ、いきなり画面が変わった！

どうやって終わればいいの？

これが、Windows？

新機能がいくつか追加され、何より起動時間が早く操作が軽くなったことは確かに使い勝手が良くなりましたが、操作ボタンやら画面構造やらがガラッと違う、あったはずのものが無くなり、無かったものがある…ユーザーインターフェースの大変革だそうですが、とにかく戸惑いました。

キーボードやマウスからタッチパネルへという時代の流れとのこと、また、64ビットとなったことでも、ソフトもハードも対応を考えなければなりません。スマートホンやタブレット端末の普及の影響でしょうが、消費者と企業の視点の差を感じました。

今ではむしろWindows8パソコンのほうがストレスなく扱えるようになりましたが、あらためて、XPパソコンには本当に感謝です。長くお世話になりました。企業や官公庁でも最後まで使い続けているところが多いと聞きます。まだまだ使うことができるのにもったいないという思いも強く、愛着一入ですが、サポート期間が終了してセキュリティが確保できない以上仕方ありません。

Windows8になって省電力化は進んだとのことですが、しかし、XP機器は強制的に使えなくなります。思えば消費税も上がり、時代は人の心を気にすることなく、どんどん移り変わります。それを主導する何かの思いの強さが、時代を変えていきます。

いま、サクラが満開です。季節の移ろいに変化しながらも、この季節のこの風景は毎年変わることがありません。しかし、それが、この春は特にまぶしくもあります。

2014年4月9日、時代がひとつ終わります。　さようなら、XP。　そして、ありがとう、XP。