ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
この時期歩いていると、否が応でも淡紅色の桜の花が目に入ります。花の下で宴会の時期でもありますが、今年は、特に週末に、なぜか寒かったり雨や風がひどかったりと、花にも春を待ち焦れた人にも受難の年のようです。
先の休日に近所の桜を見に行くと、すでにかなりの花が散っていました。残った花も、時折吹く強い寒風に、花びらが大きく揺さぶられていました。陽光は差していますが、写真のように、花びら全体のバランスが強風で崩れたり、吹き飛ばされて赤いガクヘンだけが残ったものも目立ちます。
実は、本当ならば、それでも花見に出かけたいところなのですが、私にはもう一つの受難があります。それは花粉症。今年は例年よりマシであるという情報でしたが、なぜかPM2.5というオマケがついてきて、例年にない最悪の季節を迎えています(涙)
ということで、ただ自宅で伏せっているのは悔しいので、それでもせっかくの桜を愛でようと決め込み、花より団子ではありませんが、近所の和菓子屋から桜餅を買ってきました。
上方風の道明寺粉を使った桜餅。関東風の長命寺桜餅もありますが、やはり、食は関西。桜餅といえば、この道明寺・上方風に限ります。この桜餅の食べ方ですが、桜葉を食べるか食べないかで一大議論があるようです。皆様は、どちら派でしょうか? 桜葉を餅と一緒に食べる?、いえいえ、桜葉を取り除き、餅だけを食べる?
私的には、いろいろ試した結果、後者が正しいと結論づけました。
塩漬けにされた桜葉の塩味は、そのままいただくと、桜餅と餡の甘味をどうしても邪魔します。そして何より、葉のゴワゴワ感、特に桜葉の芯の部分にそう感じますが、甘くなめらかな食感にどうしても合いません。桜餅のまろやかさと餡の甘味は、そのままに合わせいただき、そこに、桜葉の塩気のある香味がほのかに漂い口中に広がることで、春を感じる。これが、美味しい桜餅の食べ方だと。
また皆様の、ご異見などお聞かせいただければ幸いです。