ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
先日20数年ぶりに学生時代のサークルの集まりに参加しました。
アメリカで暮らしている先輩の久しぶりの帰国を歓迎する会と聞いていましたが、行ってみると誰が主役だか分からない、誰もが自分が主役だと言わんばかりの賑やかな集まりでした。
毎年OB・OG会があり、現役の頃は毎回参加していましたが、卒業後はなんとなく足が遠のき一度も参加していませんでした。最近はサークルのことを思い出すこともほとんどなかったのですが、大変お世話になった先輩から20年ぶりに届いたメール、「久しぶりに○○さんが帰ってきます。会いたくない?」
まず思ったのが、えっ?これだけ?久しぶり、元気?などの挨拶はないのかしら。 次に浮かんだのが、もしかしたら私宛ではなく誤送信かも・・・。 そして人が集まらなくて私にまで声がかかったのかもしれないと思い、とりあえず「いつですか?」と返信。その後は日時・場所の連絡が事務的にありました。
こんなやりとりですから、四半世紀近いブランクも気にならないまま当日を迎えました。時間に遅れてお店に着くと、店内には同じようなグループがふたつありました。誰の名前で予約をしているのかも分からず様子をうかがっていると、奥の方から聞き覚えのある大きな声が聞こえてきました。
「奥の方だと思います。ありがとう。」と店員さんに伝え、遠慮がちに近寄ってみると、「おぉ、遅かったなぁ。待ってたよ。君の席はここね。」と迎えてもらいました。先輩、同期、後輩、みんなすっかり(素敵な)おじさん、おばさんになっていました。もちろん体型がすっかり変わってしまった人もいました。
でも、変わらないなと感じたのは、笑顔と笑い声です。とくに笑った時の「目」は記憶を一気に10代の頃まで戻してくれました。それは、歳を経て、変化を当たり前のように受け入れていた私には驚きでした。変わらない何かがあることがとても新鮮でした。そして変わらないのは笑顔だけでなく「思い」でもあると気づきました。学生の頃信じていたことへの思い、大切にしていたことへの思い、友への思い、そして自分自身への思い。長いブランクの後の再会が大切なことを気づかせてくれました。
何年後かまた同じ笑顔に会えますように、そして私も変わらない笑顔で会えますように。