先日、友人に誘われ、バレエダンサーの熊川哲也さんのトークショーに行きました。
特別ファンでもなく、まあどんな人なのか間近で見られたらいいな、くらいの気持ちでしたが、会場は高年齢の女性ファンばかり、けっこう熱い感じで、正直驚きました。そして内容は、ＴＶ局の女子アナがインタビュアーとして、イケメン熊川さんの素顔に迫っていくというものでした。

その感想は、さすがに世界的バレエダンサーだけあって、いろいろとためになることをおっしゃっていましたが、詳細は全くと言っていい程覚えていません。その代わり、41歳の割に若く見えたのと、意外に小柄だったのと、高級そうなスーツを着ていたのと、胸元にダイヤモンドのブローチを付けていたのと、視覚的なことは案外覚えています。人の印象の9割は見た目と言いますが、トークショーのように話を聞く場面でも、耳からより目からの情報の方がたくさん入ってくるのだなと、改めて思いました。

振り返って今、多数の方々から電話をお受けする仕事をしています。その方々を拝見することができない分、それこそ前のめりになって、一言も聞き洩らすまいという思いで1本1本の電話に臨んでいます。もしその方々を見ながらお電話をお受けすることになったら、お顔の方に気が取られてしまって、今ほどきちんとお話を承れなくなるのかどうか…ちょっと試してみたい気分になりました。