ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
マイコレクションの幻の逸品が出展の知らせに、近年稀にみる胸の高鳴りを覚えました。
私には大好きな陶人形作家がいて、2年に1度の個展の初日には、必ず足を運び、本当にわずかですが、手に入れて大切にしています。なかでもオーケストラには、思い入れもあり、少しずつ揃えていました。
でも、遠い昔、某メーカーのカレンダーにもなったというこの作品は、先生にとっては、過去の作品のようで、ギャラリーにも予約を入れるも「オリンピックよりも時間がかかるかもしれませんよ。」と言われ、確かにそれ以上の月日が経ちました。ですから、オークションの写真で姿を見られただけでも大興奮でした。
さあいよいよ最終日の終了1時間前に初入札をしました。それまでずっと数千円で動いてなかった価格が、動き始めました。
そこからは、入札経験がおありの方ならご存知ですよね。
お互い少しずつ上乗せし、降りたと思った人がまた参戦してきたり、落札かと喜んでいたら残り1分で入札があったり・・・予算はどこへやらのヒートアップの中で大失敗もしでかしました。
入札金額を1ケタ間違えてえて、ン十万円としてしまい、一気にクールダウン。あわてて出展者にお詫びと上限を伝えるメールを送信してオークションに戻ると「おめでとうございます」の文字が・・・
セリも長引かず大惨事は免れましたが、落札の瞬間を逃し、興奮、のち青ざめ、拍子ぬけな初オークションでした。
戦利品はもちろん飾っています。小さな訪問者が帰ったあとは、恐ろしいことにソリストが横たわっていたりするのですが、最近は大人げなくその場所だけは死守してお通り願っています。