ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
綿帽子の白無垢、そしてお色直しの色打掛で、晴ればれと弟に寄り添った彼女の姿はとても福福しく、豊かでふっくらして、ほんに福の神とはこのような、と居並ぶ両家の面々を魅了した。
彼女に向けられた、言葉に尽くせない賞賛。
それは、忘れていた何かを思い出させるものだった。
この世界中で太古の昔から、美や豊穣の象徴として、人々が描き、作ったもの。
その名にし負う、彼女の「美」に触れたとき、人々は驚き、巫女と共に舞い踊った。
ひと時、天神さまのふところで春の酒にしずくを浮かべて、お内裏様とお雛様に私達は、終わる事のない杯を重ねた。