ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
カラフルな着こなしに流れる汗。暑さをものともせず踊り続ける ― 指を龍の爪に模して、ときに宝珠を持つかのような仕草で、全身を龍のようにクネラせて、前後左右へと流れるように。乗りのよい地車(だんじり)囃子に合わせる龍踊り。大阪天満宮の境内で天神祭の雰囲気を、一気に盛り上げます。
境内本殿横にひしめくチョウチン。どこから集まるのか人・人・人…。しかし、人の多さは同じようでも、大阪の天神祭は、京都祇園祭と雰囲気が違う…流れてくるお囃子からも、気分はアップテンポ。
金色に輝くお神輿の前で、小さな番傘を回してフットワーク軽やかに踊る傘踊り、それから獅子舞。本当に楽しそうに踊ります。境内の一角では、太閤様由来の催太鼓(もよおしだいこ)。前後に両横に、大きく揺さぶられても横転しそうになっても、彼らは動じることなくしっかりと足を踏ん張り、シキタリどおりに、ニラみ合い太鼓を打ちます。
祭のクライマックスは船渡御(ふなとぎょ)。それぞれに趣向を凝らし華やかに電飾された約100隻の船々が、大川を行き来します。川面に揺れる多様な色の光たちが、しばし暑さを忘れさせてくれます。
船上の特設ステージで歌う演歌歌手。そして、一仕事終えて夜店で憩う踊り娘たち。キリッと粋におそろいの衣装を着こなし、背中に下げた鈴の飾りがとてもカワイイ!
この日の大阪の最高気温は、今年最高の36.3℃。そして、夜空と水上で繰り広げられた光の祭典への人出は105万人だったとか。
まだまだご紹介しきれないほど、たくさんの光景に出会いました。大阪らしく、これでもかとテンコ盛り。それぞれがそれぞれに天神祭を盛り上げていて、どれもが脇役で主役…エネルギーに満ち溢れている…そう感じました。
そして暑い祭典のフィナーレには、やはり花火の連発でしょうか。
夜空にド・ドーンと咲いた大輪。やがて、そのヒトスジヒトスジが、流れて消えてゆくハカナい光の軌跡を…・・ ・ ・ ・ ☆
大阪の夏は、まだまだこれからです。