ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
今年も天神祭の花火5000発は華麗に舞い上がりました。
暑中お見舞い申し上げます。
酷暑の今夏、皆様いかがお過ごしでしょうか?
わずかに湧き立つ白い雲を押さえ込むかのように、空の青さがどこまでも広く、そして深い毎日が続きます。
肌に突き刺さる強烈な太陽光にくたびれて、このどうしようもない日中の暑さを癒そうと、夜、関西の夏祭りの風景から、特に涼やかな光を探し求めてまいりました。
コンチキチンの音色。祇園祭の京都の夜は、人出はスゴいものの、静かで優雅です。
この日はまだ宵山。山鉾巡行を前に、夜の休息をじっととる山鉾に、多くの一般客たちが訪れます。ときおり奏でられる祇園囃子が、夏の京都の情緒を醸し出します。
山鉾の豪華な装飾・絵画・緞帳は素晴らしく、歴史上の一流文化人の手によるものが多く、動く美術館と呼ばれているとか。山と鉾すべてで32基。そのうち29基は重要有形民俗文化財に指定されているそうです。
夕刻に激しい雷雨があったので、鉾の一部分がビニールで覆われていました。動く美術館の芸術作品が、はっきりと鑑賞できなかったのは、少し残念でした。
あれっ!、写真が逆さま?…いえいえ、これは間違えて逆さまに載せたわけではありません。実は、激しい夕立雨でできた道路上の水たまりです。そこに、山鉾を照らす提灯を映して撮影しました。
水面に映えた世界、提灯の光も、やさしくて涼しそうでした。