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東日本大震災の復興支援ならびに観光振興を目的として、この12月1日午前0時から、東北地方の高速道路で新たな無料化がスタートします。震災被害が大きかった太平洋側の東北道などで全ての通行車両が毎日無料となります。また、日本海側の高速も、観光振興のため、土日祝日は、自動料金収受システム(ETC)を搭載した普通車など対象に料金が無料になります。
◆被災地支援の毎日・すべての自動車の無料対象区間避難者支援の対象となる
インターチェンジの範囲
・東北道 白河~安代
・常磐道 水戸~広野
・常磐道 山元~亘理
・磐越道 いわきJCT~西会津
・山形道 村田JCT~笹谷
・仙台東部道路 全区間
・三陸道 全区間(仙塩道路、仙台松島道路)
・仙台南部道路 全区間
・仙台北部道路 全区間
・秋田道 北上JCT~湯田
・釜石道 全区間
・八戸道 全区間
・百石道路 全区間
◆観光振興の土曜・休日等にETCでご利用の「軽自動車等」「普通車」について
追加となる無料対象区間
・磐越道 西会津~新潟中央
・日本海東北道 新潟中央JCT~荒川胎内
・山形道 笹谷~月山、湯殿山~酒田みなと
・米沢南陽道路 全区間
・東北中央道 全区間
・秋田道 湯田~秋田北、昭和男鹿半島~琴丘森岳
・秋田外環状道路 全区間
・琴丘能代道路 全区間
・湯沢横手道路 全区間
・日本海東北道 岩城~河辺JCT
・東北道 安代~青森
・青森道 全区間
(実施期間:平成24年3月31日までの予定)
また、太平洋側の高速で同時に実施される被災者対象の無料化措置では、今まで必要だった料金所での罹災・被災証明書の提示が、新制度では不要となります。そして、被災地外に転居や避難した被災者が、無料化エリア外から利用した場合、すべての料金が無料となります。この場合、被災・罹災証明書と生活拠点を移したことを示す書面の提示が必要となります。
ただし、ここで一つの問題があります。国内の高速道路は、現在インターチェンジ間で複数のルートが存在する場合、最短区間を通ったと見なして料金を算定するシステムを採っています。そのため、入口と出口の間に複数のルートがあって無料化対象外を走る経路が最短経路である場合、無料化対象のルートを通っても有料になるようです。東日本高速道路(NEXCO東日本)はホームページで、その点の注意を呼びかけています。また、12月1日午前10時からは同社ホームページで、無料化に対応した料金検索ができるサービスを始めるとのことです。