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改正育児・介護休業法が2010年6月30日に施行されることもあり、厚生労働省は本年6月17日に、男性の子育て参加や育児休業取得の促進等を目的とした「イクメンプロジェクト」を始動しました。この日、厚生労働省にて厚生労働大臣による「イクメンプロジェクト」発足式が行われました。
現在、約3割の男性が「育児休業を取得したい」と希望している一方で、その実際の取得率は1.23%しか満たないとの統計がでているそうです。また、日本の男性が家事・育児をする時間は他の先進国と比べて最低水準となっており、そのことが子どもをもつことや妻の就業維持に対して悪影響を及ぼしているといわれています。
厚生労働省によると、この男性育児休業取得率を現状の1.23%から2017年度には10%、2020年度には13%に上昇させることを目標に掲げ、ワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭の調和)の実現に取り組んでいくとのことです。
「イクメンプロジェクト」はこのような制度見直しと合わせ、社会全体で、男性がもっと積極的に育児に関わることができる一大ムーブメントを巻き起こすことを狙いとします。プロジェクトの内容・実施方法などについて協議するため、各分野の有識者等で構成される推進チームを設置していき、幅広くPRしていくために「イクメンの星」の公募を行い、応募者の中から「イクメンプロジェクト推進チーム」による厳正なる審査のうえ毎月1名を選定すること、また「イクメン宣言」や「イクメンサポーター宣言」を募ることなど、さまざまな活動を予定しているとのことです。
【イクメンホームページ:厚生労働省】
http://www.ikumen-project.jp/index.html