ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
あんこを特集した雑誌が発行されているよと教えていただき、早速コンビニに立ち寄り購入しました。中身は、なかなか濃い内容でした。日本全国の代表的なあんこの和菓子が掲載されていて、どれも心惹かれる「あんこ」満載でした。
そして、私のあんこ心に浮かんできた物…。それは実家で良く食べていた会津柳津の名物『あわまんじゅう』。手軽な手土産としていただいていた和菓子です。蒸した粟ともち米でこし餡を包んだおまんじゅうで、賞味期間が2日という生まんじゅうです。
早速お取寄せ。10個入りが最小なので、すぐに食べる1つ以外はラップに包んで冷凍庫へ。1週間以上毎日、幸せなひとときを過ごせるぞっ!
箱に同封されたしおりをみて、あわまんじゅうの由来をはじめて知りました。200余年前、柳津の福満虚空蔵尊が大火にあった際に二度と災難に"あわ”ないようにとの願いをこめて粟ともち米でつくった饅頭を奉納されたのが始まりだそうです。さぁ、そんな謂れのあるおまんじゅうをいただきます。
まわりの粟ともち米の風味を深めるため、レンジで温めました。ほんのり温かいそれは、お米の蒸された匂いがして懐かしくもあり食欲をそそります。生地の甘さと、中のこし餡のねっとりとした甘さをダブルで感じます。直径4、5センチほどの半球を三口でおさめ、手についたもち米と粟も残さず食べました。
柳津の駅から続く細い下り坂を頭にうかべ、懐かしさに浸った時間でした。