謹んで新春をお祝い申し上げます。

皆様におかれましては、穏やかで輝かしい新年をお迎えのことと存じます。旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。

昨年は大変な年になりました。新型コロナウイルスというかつて経験したことのない病害が地球規模で私たちを襲いました。観光、運輸、外食、アパレル、芸能、映画、スポーツ…などなど、多くの業界が被害・影響を受けました。マスク、消毒、手洗い、うがい、発熱チェック、ステイホームにテレワーク・ウェブ会議、会合やイベント等の規制・中止と、行動様式も生活様式もガラッと変わってしまいました。残念ながら、ウイズ・コロナは今年もまだまだ続きそうです。

コロナ禍は人々の心の中にも大きな影響を与えたように感じます。『家族』や『幸せ』ということについて考え直す機会となったのではないでしょうか。ステイホームや在宅勤務で、自宅で家族と過ごす時間が多くなったこと、また、昨日まで元気でいた人がコロナ感染して病状急変・急死するということもあります。しかも家族を看取ることさえ、最後の面会さえも許されないことは、私にとって衝撃的でしかありませんでした。

平凡な日常の繰り返し。これが本当に幸せであることをあらためて噛みしめます。季節の行事やイベントが毎年同じように開催され、人々が同じように移動し会合して、同じように楽しむ。昨年末から今年、忘年会・新年会も年末年始帰省もクリスマスも初詣も、そんな心から楽しむ人々の様子・光景がまったく変わってしまいました。

災害・疫病が続くここ近年、過去の経験や価値観、常識さえも信じられない時代となりました。ただでさえ厳しいビジネス環境に新たな難しさが加わりました。変えなければいけないものと変えてはいけないもの…弊社もこのコロナ時代の流れを汲み、固定観念に囚われることない業務を目指し、皆様と共に、かつ、少しでも皆様の一助となれますよう尽力していく所存です。本年も変わらぬご愛顧のほど、どうぞ心よりお願い申し上げます。

ひとえに、皆様のこの一年のご健康とご多幸をお祈り致します。