ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
過ごしやすい季節がようやくやってきました。私は四季の中で秋が一番好きです。空気がカラッと乾燥し、とても気持ちよく過ごせ、オシャレも楽しめ、なんと言っても旬の食べ物が美味しいです!まさに、食欲の秋です!(笑)
そんな大好きな秋がくるとふと思い出すことがあります。それは、コスモスです。秋の桜と書いてコスモス。漢字のイメージだけでも素敵ですよね。 でも、私の中の思い出の秋桜は、花ではなく、山口百恵さんの『秋桜』という曲なのです。
リアルタイムでの山口百恵さんの『秋桜』は残念ながら聴いたことはないのですが、私が中学3年生の冬でした、母が何気に歌番組を見ていたとき、この曲を、ある歌手の方が歌われていました。その時、その歌詞に私の心は惹き付けられました。目を閉じその曲を聴いているだけで、その光景が浮かんできたのです。
当時、年の離れた姉の結婚話があったのも影響していたのかもしれませんが、たった数分で心を奪われてしまいました。とくに、「明日への荷作りに手を借りて、しばらくは楽しげにいたけれど、突然涙こぼし元気でと、何度も何度もくりかえす母」という歌詞が胸を熱くしました。
なので、中学3年生の最後の音楽のテストでは、自分の好きな曲を歌うという課題だったので、私は迷いもなく『秋桜』を選曲しました。音楽の先生は、その選曲に驚いていました(笑) 普段の私のイメージとはかけ離れていたからでしょうね(笑) 先生にピアノ演奏していただき、みんなの前で心を込めて歌いきった時の気持ち、光景は今でもはっきり覚えています。
それから10数年が経ち、私の結婚披露宴で両親への手紙を読み上げる時、再びこの曲を流しました。昭和、平成、令和と時代は流れていますが、良いものは時代が変わっても語り継がれ、受け継がれていくのですね。今、こうしてブログを書いている時でも胸にジーンときています。
私には娘はいませんが、嫁ぐ娘の気持ち、そして花嫁の母の気持ちが時代を超えてもこの歌詞のままだと改めて思いました。