ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
ようやく非常事態宣言が解除になり、他都道府県への不要不急以外の移動も可能になった後の7月の中旬のことです。やっと出かけられる!と喜んで京都へ出かけてきました。京都といえば四季折々のうつろいが美しい風情が素敵な所です。
いつも桜や紅葉を愛でようと考えますが、季節のものは期間限定。日にちが合わず見逃しがちでした。今回は…『青もみじ』です。あまり聞き覚えのない言葉かもしれませんが、最近話題になっているようです。今はもう時期が過ぎてしまいましたのでよけいに聞くことが無いかもしれませんが、紅葉のもみじと違い、それはそれは清々しくて清涼感があり、まさに目に青葉といったところでしょうか…有名な瑠璃光院へ出かけてきました。
8月になるともう拝観は終わってしまうので急ぎました。久しぶりのお出かけでウキウキします。その頃はまだ皆おそるおそるなのか青もみじがマイナーなのか、場所が場所ということもありソーシャルディスタンスとれとれ(笑)です。
周りにだれもいないので久しぶりにマスクをはずして解放感MAX!!!!!キタ――(゜∀゜)――!!さいっこうに気持ちいいです!かつて北島康介さんが『チョー気持ちいい!』と言った言葉とは重みが違いますが気持ちいいという感情は同じくらい大きかったです。
川遊びをする人達を横目に瑠璃光院にたどり着くと履物を脱ぐように促され、ペットボトルのお水と写経用の用紙と可愛いオリジナルのボールペンを頂きました。ホームページやチケットに載っている机に映り込む美しい青もみじ。
溜息がでるほど素敵です。紅葉もいいですが、コロナ禍のさなか青くきりっとした青もみじは頭のてっぺんから足の先まで葉緑素のシャワーを浴びたようで本当に心洗われる思いです。写真の撮り方もレクチャーしてくれます。うまくいけば逆さ青もみじが撮れます。色々なアングルや方向、カメラを替えたりして何枚か撮ってみました。
写真がチョー苦手な私です。何枚も撮っておいたらそのうち何枚かが残せる写真になるだろうと信じて頑張りました!その甲斐がありあまりいい写真とはいえませんが逆さ青もみじの写真が撮れました。
瑠璃光院は周りがもみじやその他の樹木に覆われ暑い夏に一服の清涼感を与えてくれる素敵な場所でした。写経をすませお待ちかねのお食事へ。
いつも気になっていた三嶋亭というお店を予約しました。1873(明治6)年創業で織田作之助や川端康成や池波正太郎などの文豪、並びに各界の名士・著名人も足を運んだお店です。個室に通して頂きました。まだまだコロナという文字が消えないなか個室はゆっくりできますし、知らない人が近くにいないのでこちらも安心しておしゃべりができます。
まずは冷たいお酒で喉を潤して、早速つききりでお肉を焼いて下さいます。老舗の味がぶれない為や食べることだけに専念できるようにして下さっているのだと思います。以前行った心斎橋の同じようなスタイルのお店は本当に付きっ切りで話をするのもはばかかられる程でしたが、今回はほどよくお世話をして下さって話もはずみ丁度良い加減でした。
お着物での仲居さんのおすすめの冷酒をオーダーしたり、一人でぶらっと行き当たりばったりの旅をするのが趣味だとお聞きしたりして楽しい時間を過ごすことができました。最後のシメは抹茶のスイーツで。
いつもの通り錦で和菓子を買い、日頃からお世話になっている人達へ心ばかりのお土産を購入し帰路につきました。結局その後またコロナの発生件数も多くなり、母の故郷への帰省も無し、伯母のお見舞いにも行けずただただ寂しいお盆でした。
来年はといわず、病院の面会の規制がなくなり会えるようになったらすぐに駆け付けたいと思います。早くコロナウイルスの影響が少なくなり従来通りの生活が出来るようになることを心から願っています。