ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
先月夏真っ盛りの1日、日帰りでドライブしてきました。
行先は、インターネットに、涼しいと入力してヒットした所にしました。
8時に出発、心配した渋滞にも出合わず奈良まで。柿の葉ずしののぼりが見えてきました。朝早くにも関わらずお客様の姿が見えたので、Uターンして立ち寄ってみました。
サバと、炙りサーモンを買い求め、さっそく車の中でいただきました。6人全員一致で、これはおいしい!!!酢飯の味もちょうどよく、何よりモチモチで、今まで食べた中で文句なしの1番でした。
しばらく走ると、大きくそびえたつ石の鳥居が見えてきました。大神神社です。鳥居から両脇の緑に囲まれた砂利の坂道を登っていきました。夫婦岩や、玉子やお酒がお供えされている大きな杉の木がありました。
今回は、目的ありきではなく、思いつくまま気の向くまま、下調べなしだったので、後日知ったのですが、どうやら強力なパワースポットで、良縁や夫婦円満にご利益があるとか、井戸水を飲むと万病に効くとか、杉の木と写真を撮ると金運がアップするそうです。
そんなこととは知らず、いい汗をかいて、爽快な気分で戻ってきただけだからか、今のところ?ご利益はなさそうです。
次に出会った看板は、道の駅。
最新の大きな規模ではありませんでしたが、もちろん立ち寄って、物色。生産者の名前が入ったみずみずしい野菜が並んでいました。大きな串刺しのこんにゃくがいい匂いを漂わせて100円。あつあつのモチモチで、とても美味しかったです。手のひらにすっぽり収まる、ぼっちゃんなんきんも100円。ラップでくるんでレンジでチンすれば、ホクホクおいしよのセリフにひかれて購入。後日さっそく天ぷらに。皮をむけば食べるところがなくなるほどのミニサイズ。軽くチンして割ってみると種は通常サイズで、それを取り除けば身はどこに?それでもホクホクおいしくいただきました。
道の駅にあったパンフレットを見て、次に目指したのは洞川温泉。
足湯でもあればと向かうことにしました。
途中は、緑が美しい山道。かなりカーブがありましたが、あまり車もなく自然の中のドライブを満喫していましたが、突然つまり始めノロノロ運転に。3分で通過するところに2時間かかってしまいました。原因は、そこしかない駐車場の収容台数が少ないうえに、温泉に入る人ありで入れ替わりに時間を要しているようでした。
車を降りてびっくり。ひんやりしています。足湯はなかったので、歩いてすぐの面不動鍾乳洞に行ってみました。森林の中を、切り株を模したモノレールで登って行くようです。歩いても10分、荷物もなく涼しいので歩いてみました。
けれどちょっぴり後悔。かなりの勾配でした。呼吸を整えて、いざ鍾乳洞へ。いきなり狭い下り、そしてとても涼しい。10℃くらいだったようです。ちりめん天井、行者窟、雲の峰、男波など名付けられた所が14か所。昭和8年に発見され、こじんまりとはしていましたが、なかなか見ごたえがあり、自然の造形を堪能しました。
モノレールを待たず、足で下り、清流に沿った道を歩いてみました。特に、お店があるわけでもないありのままの風景にとても静かに癒されます。すぐに朱塗りの本殿が見えてきました。
龍泉寺とあります。『龍の口』と呼ばれる泉があり、また『なで石』なる物がありました。叩いて持てば重いが、なでてから持つと軽いというような説明を読んで試してみます。
「あれ?ほんまや」
「うそばっかり」
「じゃあ、やってみて」
そのやり取りを繰り返すこと5人。
6番目に試した私も「ほんまや」
先入観で勘違いするような重さではないのにどうしてでしょう。いやいや、科学的根拠ではなく、その言い伝えを日常の心がけにすることですよね。 にしてもマカ不思議でした。
ひぐらしの声をBGMに歩き進めると、もう民家は途切れ山道になりそうなところで、「ヤッホー」と聞こえてきました。空を見上げると、つり橋がかかっています。
渡ってみたい!!!
そして再び山道を登ることに。十津川村の谷瀬の釣り橋のように、両脇や足元に隙間があり、弧を描いている橋ではなく、木製でしたが安心して歩ける橋で、高さ50メートルからのパノラマをじゅうぶん満喫して、新鮮な空気をいっぱい味わえました。
関西の避暑地とも言われる、天川村。帰る頃には、提灯に明かりが灯り始め、レトロな雰囲気をかもしだしていました。
今回は、あえて調べることもせず出かけましたが、気ままに歩いて盛りだくさんな思い出の一日になりました。