ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
先日京都で開催されているヴァンクリフ展に行ってきました。
かねてよりずっと訪れたいと思っており、やっと実現しました。
たくさんの人でいっぱいで最初のブースは2時間待ちとのことで違うブースから始めて下さいと促されました。たくさんのショーケースがズラ~ッと並びゆっくりと覗き込むと息をのむ美しさの宝飾品の数々。まさに贅の限りを尽くした逸品ぞろいです。
溜息どころか感嘆の声がでそうになります。どんな人がどんな時に身につけたのだろうかだとか、だれかからだれかへのプレゼントだったのだろうかとか、色々な事を考えながらうっとりと観ているとあまりにもゴージャスな展示品のせいか『ヴァンクリフの会社や、オーダーする人からしたらだいたい私らの1千万は1万円位の感覚なんちゃう?』とか又可愛らしいお人形のモチーフにぎっしりダイヤモンドが敷き詰められているブローチの前では『このお人形の帽子の部分だけでもいいから欲しいわ。』等とかなり生々しい声があちらこちらから漏れ聞こえてきます。
でももう本当に想像を絶するダイナミックさにとうとう目が麻痺してきて相当な物でないとおお~っと思わなくなり、会場を出てからは我に返り、慣れというものは恐ろしいものだと実感しました。また職人さん達のこだわりや取り組む真摯な姿勢が動画で上映されておりかなり長いものでしたが全て鑑賞しました。高級の証と誇りが感じ取られました。
目にたっぷり映像として観たものを焼き付けて名残惜しかったですが、会場を後にしました。
もうひとつのお楽しみはつたやさんでのお食事です。以前少し先の平野屋さんで鮎料理を頂いたことがありゆっくりのんびり美味しいお料理を楽しみながらいい時間を過ごせたので手前のつたやさんも是非1度おじゃましたいと思っていました。
茅葺屋根の素敵なお店は400年ほどの歴史のあるお店です。平野屋さんも一応個室になっていますがつたやさんの方がよりいっそう静かで個室の雰囲気が際立ちます。美味しいお料理が次々に運び込まれます。竹の筒で頂く冷酒は絶品です。
お部屋の裏を流れる水のせせらぎの音しか聞こえません。最近京都は特に外国の観光客が多く、どこの国にいるんだか…と思うことも多かったのですが、こんなに静かでリラックスできる京都は久しぶりです。お料理もシンプルで素材と作る人の繊細な心遣いと技が命だなと感じるお味でした。高いと言われているお料理のようですがたっぷりとその値打ちがあると思います。
全部で約10品ほど出てきたでしょうか。どれもこれもすっきり美味しく大満足でお腹も心も満たされました。
雰囲気のあるカフェ兼古道具を扱うお店をぶらっと覗き、可愛いお茶碗を購入しました。くもりでちょうどよかったのですがそれでも真夏の京都は暑いです。冷たーいおうすとわらび餅でちょっとひと休み。和菓子をお土産にして今回の京都は終わりということになりました。前回は不満の残る京都だったのですが今回は思うように事が運び楽しい1日になりました♪♪♪
又どこか素敵なとっておきのお店を見つけてみたいなっと思います。