ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
怪我をしてしばらく秘書センターをお休みさせて頂いていました。ご迷惑をおかけして本当に申し訳ごさまいませんでした。
梅雨の季節。あちこちで紫陽花が綺麗に咲いていてジメジメしたお天気の中で癒やされる風景ですね。そんな梅雨にはいる前の昨月の中旬に雨の降る夕方レインコートを着て自転車に乗って出かけました。自宅から数10メートル走ったくらいの道路脇のグレーチングで滑って転倒。道路と自転車の間に右脚を挟んで骨折してしまいました。
自分で119番に電話をして待っている間に、通りかかった方が自動車から降りて声をかけてくださったのです。偶然近所のOfficeで勤務されている方でした。
「自転車は預かっておきますね。不安でしょうから救急車の到着まで一緒にいますね。」と、傘を差し出してくださいました。気が紛れるように他愛もない話をしてくださって、本当に心強かったです。
しかし、通りかかる人やドライバーからは、その方が私にぶつかったと見受け取られるので怪訝そうな顔をしてその方を見て去っていくのでお気の毒でした。
そんな中で1台の自動車の中から、「この傘大きめやから、濡れんようにさしたって!傘は、もーえーからなあ」と。見ると高級ブランドの傘でした。一瞬のことで、4桁のNumberは覚えたのですが、詳しいところまでは暗記できず、お返しすることが出来ませんでした。
もしもブログを読んで頂けたなら、この場をお借りしてお礼申し上げます。二人もの方に親切にして頂いて、冷たい雨も温かくありがたく感じました。
ここまで2つの贈り物、そして、ギブスを装着して松葉杖での生活…が始まりました。どうしても行かなくてはならない場所があり電車に乗ったのですが、小さな段差や斜めになっている道路。松葉杖だとなかなか難しいことがわかりました。
エレベーターのない駅ではエスカレーターに乗るのにしばらく悩み、下降するエスカレーターすらない駅では四苦八苦しながら階段を降りました。バスに乗ろうとして上がれなくて困ってたら、ふわっと抱えて乗せてくださった方も。
買い物かごを持てないので松葉杖でかごを押してレジまでいったり、見てみないふりをする方、かごを持ってくれる方、タクシー乗り場まで荷物を持って付いてきて下さった方。色んな経験をしました。
そんなある日、私が尊敬している方が、高級で大粒なとても甘い苺を持って自動車で往復2時間かけてお見舞いにきてくださいました。その他に絵画も2枚。絵の贈り物は初めてだったので、とても嬉しかったです。しかもそのうちの1枚は以前にも紹介した三宮のジャズバー。
「思い出の場所だから是非飾ってほしい。」と、自ら場所と高さを選んで飾ってくれたのです。本当に感激で、うるっとしてしまいました。
今回の怪我でたくさんの方から頂いたたくさんの贈り物は一生の宝物です。
世の中さまざまな事が起きていますが、やはり人と人との繋がり、思いやり、助け合い、生きていく上で忘れてはならない。そうしていれば自然と自分に返ってきてまた大きくなれる。お見舞いにきてくださった方がいつも口にしています。
今回で学んだことをお仕事や普段の行いに活かしていこうと、心から思いました。