昨年の初春。担当営業マンとの一本の電話でのすれ違いから、半年しか乗っていなかった愛車を手放すことにしました。

些細なことだったのですが、営業としては致命的なミスだと私は感じたのです。

この小さなすれ違いから担当の営業マンを信用できなくなり、売っている会社さえも信用できなくなり、更にはその車に乗り続けるのも嫌になってしまいまた。

愛着を持っていつもピカピカにして、大切に乗っていたのに、あっという間に手放すことを決めました。それと同時に、ちょっとした一言・すれ違い・思い違いが仕事を左右するということに、改めて身を引き締められました。

私共の会社は電話でのお仕事がメインです。お顔を拝見せずに受話器を通しての接客なので、一語一句神経を遣うように先輩から厳しく指導される毎日です。
　　　
私はこの出来事で更にスキルを上げなくてはと痛感しました。

そして次の車を選ぶのにあたり、信用のおける方に紹介して頂き、担当してくだった営業の若い長身のイケメンな方。

商談をしながら、簡単なアンケートに生年月日を記入しました。

「私、本年のお客様のお誕生日に入籍するんです。これも、何かのご縁ですね。」

押し付けるわけでもなく、私の要望を、熱心にうなづきながら聞いてくださいました。
　　　
人と人との繋がりが大きく輪をつくり、みんながいい方向に向かう。これこそが生きている現実。同情でもなく助け合いでもなく、自然な振る舞いで向上していく仲間は大切なんだよ。と、私が尊敬している方が仰っていました。
　　
本当にそう思いました。誠実に接していれば次へと繋がって行く。そう信じてこれからも、お客様へ真心のこもった秘書センターならではの『おもてなし』をしていきたいと思っています。

商談の結果はというと…　もちろん成立です。

そして　その営業の方の結婚のお祝いに、紹介して頂いた方の行きつけのお店。ミシュラン１つ星の和懐食を頂きに行ってきました。

さすがはミシュラン１つ星とあり、期待を裏切らず味は勿論のこと、器も盛りつけもとても素晴らしかったです。大将のおもてなしも絶品で「この接客を見習わなくては！」と、色々と勉強になった一夜の会食でした。

ささやかながら、お二人のお祝いにウエッジウッドのハートのモチーフつきのペアクラスと置き時計をプレゼントしました。

彼が選んだ女性はとても清楚で気品ある方。これからお二人で素敵な人生を歩んで行くのでしょう。
　　　　
どうぞお幸せに…。