ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
私はここ数年、我が子がお世話になっている子ども会を通じて、地域に携わる活動をしています。
私たちが幼い頃と言えば、第2次ベビーブームの影響もあってか、今とは比べものにならないくらい子ども会にも活気があって、今振り返ってみても 春の遠足から始まり、夏休みには毎朝6時からのラジオ体操、キャンプ、そして盆踊り、秋には運動会と神社のお神輿、冬になるとクリスマス会、年末の火の用心・・・それに加え毎週日曜日のキックベースボール・・・いつも友達とキャッキャと楽しく参加していたのを思い出します。そして、そこには必ず 友達の笑顔と共に、お馴染みのおじさん、おばさんの笑顔があったことを記憶しています。
しかし、今でもそれが消滅した訳ではありません。
その頃からの役員さんがおじいさん、おばあさんになってもまだ尚、ご健在で地域を支え続けて下さっていることに、私も役員になって初めて気付きました。毎月、70代の方々を筆頭に審議を重ね、初めてそれが子供たちを喜ばせる行事となっていることに大変感動し、感謝の気持ちが溢れてきました。そして私も何かできることはないかと、今年度より公民館の企画委員の一員として活動を始めました。
先日は、その公民館の懇親会が音羽山荘でありました。
私たちの地域からですと、30分程バスに揺られ、箕面の駅まで到着します。そこから山荘までは少し登ることになるのですが…入り口付近に差し掛かると、既にひんやりとした山の空気に包まれ、肌寒く感じました。
どこか旅行にでも来たのかなと錯覚するような、懐かしさのあるお土産やさんを左手に、新緑の紅葉のトンネルを抜けるとそこは別世界。 レトロモダンの優雅な空間が広がっていました。 聞くところによると、ここは大正時代の邸宅を改築し現在の様にしたとか・・・玄関には豪華な人力車がお出迎え。雰囲気を一層盛り上げてくれていました。
赤いカーペットの階段を上がると、そこには和と洋の融合された温かく、とても素敵なテーブルの席が並んでおりました。
そこで、季節の料理を堪能し、それぞれの昔の思い出話に耳を傾け、これからの公民館の運営について世代を超えて気持ちを一つに語り合いました。だんだん夜も更けて、部屋を出る頃には、すっかり辺りは真っ暗。川のせせらぎと清らかな空気だけでも心地良く贅沢に感じていましたが、丁度 時期も良く、ラッキーなことに沢山の蛍が見送ってくれました。
何とも風情のある夢の様な一時でした。
私も秘書センターのスタッフとして、まだ日が浅く、慣れないお仕事に悪戦苦闘の毎日ですが、結局、最後は人と人なんだという事を、職場からも地域の活動からも学んだ様な気がします。
今後も、良き先輩方をお手本に、人と人との繋がりを大切にし、誠心誠意 真心を込めて精進して参りたいと思っています。