ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
去る3月2日、人生で初めての市民マラソン大会を体験しました。といっても私は応援で、ランナーとして参加したのは夫です。
私もかつてはスポーツクラブで走っていたこともありましたが、それも昔の話。今は歩くのがせいぜいの運動です。しかし夫の方も、社命での参加であって、本人の意思ではありませんでした。ですから、夫婦で怯えながらの参加でした。
夫は長距離を走ることに怯え、私は長距離を夫が走ることに怯えていました。
というのも夫は身長160センチ、体重90キロの、堂々たる肥満体形だからです。会社でもビヤ樽という通称で通っています。
私からすれば、マラソン参加の社命は「殺す気か?」という程のものです。完走できるかではなく、生還できるか本気で心配でした。
マラソン当日は前日の雨がやっと上がったという天候で、河川敷の会場の足元はぐちゃぐちゃ。雨が降らないだけまし、というものでした。会場にいた夫の会社の方々は、夫の顔を見るたびに「おい、頼むぞ」と口にします。頼むから死ぬなよという意味です。寒さに震えながら待機し、午後2時、ようやく10キロの部のスタートとなりました。
そして!
1時間24分後、夫はなんとかゴールしました!
制限時間が1時間30分ですから、ギリギリのゴールでした。でも、よろよろと戻ってくる夫を見た時、思わず両手を振っていました。生きてた!という喜びからでした。しかも、制限時間内のゴールです。
あのぶーちゃんの夫がと、わけのわからない感動を覚えました。本当に立派でした。
ただ帰りの車中、「仕事だけじゃないって、アピールできたね」と言ったら、「仕事はダメだけど体力はあるってアピールだ」と言われたのには、ちょっととほほな気分でした。
以上、マラソン大会の報告です。