先日用があり、デパートに出向いた際に時計のコーナーにふらっと立ち寄りました。そこにはアンティークをメインにした時計のショーケースがずらり。R社、O社、C社等の素敵なアンティーク時計が目を釘付けにします。

けれど・・・『欲しい』という気持ちにはなりませんでした。

以前アンティークの時計を修理に出した際にかなりの出費と手間がかかりました。その事もあるのでしょうが、今までだったら高くても、普段使用しにくい物でも、買う、買わないという事には関わらず、『欲しい』という気持ちになったものでした。

過去にはジュエリー店の広告を新聞から見つけてはじ～っと眺めて『これを買おうか、いやこっちのほうがいい。』などとずっと呟く私にみかねた母はその広告を自分の部屋に貼って毎日眺めていたら飽きるんじゃない？とあきれ顔で呟き・・・もちろん貼ってみましたが、飽きるどころかどんどん欲しくなり、その事を母に伝えると、どうしたものかと困りはてていた程でした。

それなのにと・・・なんとなく淋しい気持ちになりました。

物欲なんて無くても特別困りはしないし、無いほうがストイックな感じがして今流行りの断捨離にもつながります。でもおしゃれに対して興味がなくなったかのような心持になり、淋しいという感情とちょっとした危機感（大げさですが（＾_＾；）を感じました。

先日TVの番組宣伝で真鍋かおりさんが『アロマキャンドルなんかを焚いてみるけど結局はスルメをあぶったりしてる』・・・のようなくだりがあり、俗にいうオヤジ化してるということのようでした。

まさかアロマキャンドルをそんなふうに使った事はありませんが、色々な面で女性らしさが失われていくことには注意が必要だと感じました。

まあ物欲が無くなって悲しいという欲は残っているし、気をつけようという気持ちが生まれ、戒められたといい方に解釈しようと自分自身に言いきかせました。

オヤジ化・・・いつから出来た言葉でしょうか・・・怖ろしい響きです。

物欲以前に気をつけなければいけない事はたくさんあるようです。（＞_＜）