以前、仕事の打ち合わせに伺う時に、個人的事情により遅れることが確実になった。

電話で「すみません、ちょっとアクシデントがございまして、お伺いする時間が少し遅れます」とお伝えし、向かった。　私が急ぎ向かっていた時、先方では「アクシデントって何か事故？電車？車？大丈夫なの？」と、少しお騒がせしてしまっていたようでした。

「アクシデント」この言葉を使った本人と聞いた方の理解が違ったのです。理屈を説明すれば、「そうだったの・・・」という話なのですが。

物事の内容や気持ちを、わかりやすく伝えるために使う言葉は、いつの間にか多様化し、どちらともとれるような曖昧さを残した言葉を好んで使う傾向があるような気がします。私たちの仕事は、正しい言葉で正しく内容をお伝えすることが基本であり、そして提供するサービスだと考えます。

「と思いました。」「のつもりでした」「そのようなつもりはなかった」という返事は、顔が見えない電話のみでのコミュニケーションでは、成り立たないと思っています。
・・・・・そう心に秘めて日々頑張っているのですが、人間ってうまく出来てるなぁ、それで息がつまりそうになると脳から信号がくるのです。　落ち着いて、落ち着いてって。

私は、いくつになっても、どんな時でも学べる素直な心を持っていたい。相手から教わることは無限大だと。電話の向こうの方々は、契約者様であれ、エンドユーザーの方々であれ、私にとっての先生です。

これからもどうぞよろしくお願いします。