今年の夏も暑かった・・・。

この夏、何十年ぶりに大きな花火を見ました。　今までは、遅い仕事帰り、高速道路の上あたりから遠くで上がる小さい小さい花火でした。今年は何と会社のベストポジションから見ることが出来ました。

だから、今年の夏、私の歳時記は「花火」です。

午後７時３０分ぐらいでしょうか、まず最初の花火がまだ紺青の空に線を描き上がっていきます。ドーンという音を追いかけて…。そして周りが明るくなるほどに空いっぱいに火の花弁が咲きました。

「菊先」・「牡丹」・「スターマイン」・ひとつずつパラパラと開く「千輪」

まるで、メガネをかけずに見る天然の3D映像です…。音はステレオ放送で夏の花火の夜の雰囲気を盛り上げます。

どのくらい時間が経ったのでしょう・・・。最後の命を燃やすように、次から次へと空に花火が連続で上がり…。やがて、どこからともなく拍手と歓声のどよめきが聞こえました。

急な静寂の訪れとともに、今夜の空を明るく照らすイベントは終了しました…。

きれいでした。数ある花火の中で一つの花火に何色も色が入るのは日本の技術だけらしく、他は単色なのだそうです。

あっぱれ!　日本の花火師の技術！！