ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
みなさん、映画はよく観られますか?
私は、最近全く観ておらず・・・テレビの中のロードショーを、ちらっと垣間見る程度となっています。でも、子供のころは結構観ていました! 父が映画好きということもあり、映画館にもよく連れていってもらいましたが、部屋でビデオもいっしょに観ていました。
古き良き時代のハリウッド映画−ジーン・ケリーやフレッド・アステアが華麗なステップを踏んだと思えば、オードリー・ヘップバーンの世にもチャーミングな笑顔もあり(彼女の笑顔は本当の衝撃でした)、また「リトルロマンス」を観た日には、いつかベニスでキスをして永遠の愛を手に入れるものだと子供ながらに信じたりして・・・と、ロマンチックになった次の日には寅さんの口上が始まり・・・えー、こんなおじさんの映画はいいよ・・・と思ったのもつかの間、すっかり虜になり「男はつらいよ」は、今でも大好きな映画No1のままです。そう、寅さんはとっても人情味あふれた人なのに、どこか人間離れしていて(浮世離れしているから!?)、不思議な力があるんですよね。
とにかく、素敵な素敵な映画です!!
学生時代も、ひとりで映画館に行き、一日中居たりしました(以前は、入れ替え制ではなかったので・・)。ですので、何回も、同じ映画を観たものです。時間さえあれば映画館に行っていたのは、父の影響だと思います。あの頃衝撃を受けたのは、「カラーパープル」でした。差別という重いテーマを描きながらも、ゴスペルが箇所箇所にあり、ただ重いだけの映像になっておらず、とにかくすごい映画でした!特にラストは、大好きなシーンです!!
こんな風に、何げなく映画に触れる機会の多かった私ですが、私にたくさんの映像を観せてくれた父も最期まで、映画を観ていたようなのです。四年程前の早朝に、体調が急変しあっという間に亡くなってしまったのですが、葬儀を終え帰宅し改めてみると、デッキの中にはひとつの映画のDVDが入っていました。
どうやら苦しい中観ていたようなのです。そのDVDを手にした時、映画の力みたいなものを、ひしと感じました。私はこれからも−ほんのひと時楽しくなるような、そんな映画を観ていきたいな・・・そう、思っています。
ひさしぶりに、何を観ようかな・・・