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ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。

大阪の仙台七夕☆

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7月7日は七夕。今年も・・・梅雨空。大阪の夜空は雲でおおわれ、ときおり心地よい風が吹くものの、残念ながら星は見えませんでした。

弊社から近い新梅田シティ・スカイビルでは、その敷地内に、東北三大祭の一つとされる『仙台七夕』の飾り付けがされ、時々吹く風に原色あざやかに流れ踊る吹き流しの下、様々なイベントが行われていました。

古き良き昭和日本を再現したレトロな食堂街、滝見小路もすべて仙台七夕のミニ飾り付けがされていましたし、他にもジャズライブ演奏があったり、縁日があったり、とても賑わっていました。

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本場の仙台七夕祭りは8月6~8日開催とのことで、旧暦の7月7日を守った古式豊かな、しかし日本一と称されるまでの華やかなお祭りだそうです。

仙台の商工会議所の方が「ぜひ仙台へ」と、パンフレットと団扇を配っていましたので、少しお話を聞きました。

317その行事由来は伊達政宗公の時代からだそうです。実際にお祭りで使用する『飾り玉』や『吹き流し』は、このスカイビルに飾られたものよりもっと大きなもので、これに『七つ道具』という飾り付けがされるのだとか。それぞれに願いが込められているそうで、その願いとは…学問や書の上達・裁縫の上達・健康延命長寿・節約貯蓄を旨として富貴・豊漁幸運・物を粗末にしない清潔と倹約の心・機織りや技芸の上達。

最後に、その仙台の方に尋ねてみました。

「仙台七夕が華やかなのは、伊達政宗がハデ好みだったからですか?」

「いえ、明治維新や戦争のせいで、仙台七夕は衰退していました。しかし、ここ大阪ではあまり知られていないようですが、実は仙台は大阪と同じ商人の街なのです。大阪商人と同じように仙台商人と言われる人たちがいて、彼らの心意気がこの祭りを、過去よりさらに豪華に復活させたのです。」

316仙台では、七夕の祭りの翌朝、飾りのついた笹の小枝を広瀬川に流して、水を浴び洗い物をしたそうです。そして、この『みそぎ』をして、人々はお盆の準備に入ったのだそうです。

ここ新梅田シティでも、イベントの一環として、願い事を書き込んだ笹舟に火を灯して池に流す『笹船灯篭流し』を行っていました。

仙台色にあふれた新梅田シティ、たたずむ多くの人々とともにその池のほとりで、ぼんやりと笹舟の光が放つユラギを眺めていると、まだ見たことのない東北・仙台という街が少し近くに感じられたような気がして、ぜひ一度訪れて見てみたい、という思いに駆られました。

いよいよこれから、夏祭の本番です。

このスカイビルの仙台七夕装飾は8月8日まで行われるそうです。イベントも終わり、本物の仙台七夕には遠く及ばないようですが、是非一度その雰囲気だけでも楽しまれてはいかがでしょうか。

2009/07/11 posted by 夏花