東北の片田舎で採れ、東京での生活を経て関西に移り住んではや10年。
「あほかっ！」の言葉に笑顔で接し、「何でやねん！」と突っ込んでいただけるようにもなりました。

しかしながら、いまだに慣れない事があります。
もともとの方向音痴も手伝って、初めて行く場所までたどり着くのにまだまだ苦労の連続なのです。

最初は駅。

「○○へ行きたいんですが、どの電車に乗ったらいいですか？」

「谷町線に乗って○○駅に降りて下さい」

谷町線の梅田駅ね・・・、谷町線方面→　
まっすぐね。

　　≪　しばらく歩いて　≫

えっ？ … 東梅田駅方面？

… 谷町線は？

… 行き過ぎた？

　　　・・・　

そう、谷町線は東梅田駅なんですね～。

だったら谷町線東梅田駅方面って表示してくれたらいいのに

・・・とその時思いました。

次は、駅から外に出て。

「○○ビルに行きたいんですが」

「そしたら、この道を北にずっとまっすぐ行って三番目の筋を西に行くと○○があるから、そこをまた北へまっすぐ行けば見えるよ」

とても親切に教えて下さるのだが、私には …北？　…筋？？　また…北？？？

「じゃあこの道を右にまっすぐまず行ったらいいんですね？」

「ん？…北へね」

「はぁ、ありがとうございました・・・」

東西南北を使った道案内に慣れていない私は、右・左で言い直して、改めて聞いてみるのですが、「北」とかえってくる・・・

それを繰り返し、普通よりも倍以上かかって目的地に着くのです。

『郷に入ったら郷に従え』

この言葉を胸に、缶コーヒーをコンビニで買って、商品をもらって「ありがとう」
と、言っている最近の私です。