ある日、我が家にバイクの宅急便がやって来ました。中から現れたのは、小さくて可愛い訪問者。

生まれてまだ６か月の子犬は、ポピーと名付けられました。でも、お母さんと別れてひとり、悲しげで、それはそれは不安そうな目をして…

我が家には一人の女の子がいました。ポピーはその一人娘の妹になるためにやってきたのでした。二人はすぐに仲良くなりました。

人間の中で暮らしていると、その生活に染まるようです。ポピーは自分が犬であるということを忘れました。人間と同じように生活し、夜はいつも頭を枕に乗せ毛布をかけて、大の字になって寝はじめました。

また賢いもので、１ヶ月も経つと家族ひとりひとりの位置決め、つまりランク付けをするようになったのです。その家のご主人様と、自分と仲良くしてくれる女の子であるお姉さんは、自分より上。いつも優しい目で見つめ、逆らうことなくナツイています。

ところが、その家の奥様、つまり女の子のママは自分より下。何かしてほしいことがあると吠えて命令します。自分の世話をしてくれるお手伝いさんとランク付けしてしまいました。

さぁ、ポピーの楽しい生活がそれから始まります。

ポピーの暮らしの続き…また次回、楽しみにしてくださいね。

追伸
今日から７月になりました。紫陽花もそろそろ終わりを迎えようとしています。といってもまだ梅雨まっただ中。雨は少ないようですが、むし暑い日がこれから続くかと思います。どうぞ皆様、ご自愛専一のほど、ひとえにお祈り申し上げます。