昨年3月の結婚式で、もらった花束。色とりどりの花をしばらく楽しんでいましたが、花は散り、4月には葉だけになりました。

緑の葉だけでも、みずみずしい様子は生きてる！って感じが良くて、キッチンのカウンターに飾って毎日水を変えてながめていました。

５月になっても枯れる気配はなく、てっぺんの方は新しい葉が伸びていました。そしてある日、葉の裏に小さい小さい粒のようなものを見つけました。

気温も高くなってきて、我が家に過去何度もあるあるの、悪い方の変化か？ 虫がついたか？ と裏返してよくよく見てみると。。。 一枚のみならず、他の葉にも中心にそれぞれ一つずつ付いています。

ググってみました。
「葉っぱの裏に芽？」
すぐにヒットしました。

ルスクスという名で、葉のように見えるそれは枝で、その粒はやがて花になるとのこと。

え～～～～～～っ

そんな植物があるなんて知らなかった！
茎の表に花が咲くタイプと、表裏もしくは両方に花が咲くタイプの３種類があるようで、裏に咲いたということからルスクスヒポフィルムという名前のようです。

草木の育たない我が家では、無理だろうなと思っていましたが、暑い夏が来ても、色あせることも枯れることもなく、秋には粒から茎のようなものが伸びてきて、その先が膨らんできました。

そして11月。先が放射線状に開いて、ついにワインカラーの花が咲きました。複数の葉の裏側から、伸びて咲いている様子には見とれてしまいます。ゆっくり成長するようで、長く楽しませてくれています。

今の状態は、上に新しい枝が出て、根は不思議なことに全く出ていません。新しく小さい粒が付いている枝、つぼみが付いている枝、花が咲いている枝。様々です。とても愛らしく、台所に立つたびに、癒され、そして結婚式の様子をいつも思い出しています。

式からもうすぐ１年。新しい命が誕生する予定です。
ドラマで見るような、沐浴指導や立ち会い出産の練習などのパパママ勉強会はすべて中止、唯一許されていたご主人の面会も、さらに禁止になったようで、従来とは勝手が違うことも多い出産のようです。

ルスクスのように、お水をあげるだけ、癒されるだけとはいきませんが、みんなでその誕生を心待ちにしています。