ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
9月1日。今日は、防災の日です。
とても強い?したたか?ズケズケ?な印象で面白おかしく揶揄される大阪ですが、地震も起きない、台風が上陸することもない、住めば都、住みやすい所と思っていた大阪で、「そちらは、どうでしたか?」なんて声をかけあうことがあるなんて思ってもいませんでした。
1995年、阪神大震災の時も大阪に住んでいました。他府県であっても、布団の中で釣り竿の先にいるかのようなシナリに今までにない恐怖を感じましたが、今回は報道から毎日流れてくるまさしくその市内に居住しているので、遠くの親戚や友人にもとても心配をかけました。
揺れに耐えている間の、聞えてくるもの、見えるもの、それらがさらに恐怖を倍増させます。
私は、出勤しようと玄関のカギをかけたところだったので、家の中の様々な壊れる音からは逃れましたが、マンション中に響くけたたましいサイレンを聞きながら、廊下が抜け落ちる、窓ガラスが飛び散るのではの恐怖にうずくまっていました。
揺れがおさまり、家の中に入ると、ほんの一瞬で変わってしまった状況を目の当たりにして呆然としました。
突然の大きな揺れも怖いですが、余震が不気味で、早くあれが本震だったと確定してほしいと不安に思っていました。家族がケガをしたわけでもありません。形あるものは壊れます。その通りだと思います。
「食器送ってあげるよ。」と皆さんが言ってくださいます。でも、丁寧にお断り中です。上からおろした物もそのまま。食器棚にはセットとして成り立たない単品が少しあるだけ。少しずつ集めた陶人形も修復まちのまま。
今年の酷暑のせいで怠けているだけかもしれませんが、向き合えていません。でも、できるだけ物はいらない、シンプルに生活したい。それもひとつの備えじゃないかと思います。
先日、閉館ギリギリでしたが、通りかかったので久しぶりに寄ってみました。小さい子どもも体験できる防災センターです。
強風体験と、地震体験をしてみました。地震体験では、待合室で小学校低学年くらいの男の子が、怖いから体験しないと半べそで訴えていました。ガラス張りのリビングに入り、M7.5の揺れを体感し、その後、出口を確保し、ガスヒーターの電源を切り、元栓を閉め、ブレーカーを落として完了です。
怖いけど知っておいてほしい、そして出来ることならそんな経験をすることがないようにと思いました。