ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
昨年11月24日、最愛の母を亡くしました。肺癌でした。
「脳にも腫瘍があり全身に癌が転移しています。助かる見込みもほぼなく、年は越せません」と言われました。
私は二十歳の時の子供で、一人っ子だった私は片親で母と祖母の三人で生きてきました。
病院の別室で告知を受け頭が真っ白になったその日から私は病院に泊まり込み、つきっきりで手を握り話をかけ一度も帰宅せず回復を望んでいました。
しかし残念ながら1週間わずかで帰らぬ人となりました。
母との最期の会話は、11月29日に私の誕生日を一緒に祝おうね、という何気ない会話でした。
母は58歳。今まで育ててもらって迷惑や心配ばかりかけ、何も親孝行できていませんでした。孫も見せることもできませんでした。悔いばかりが残ります。
いつも一緒。よく姉妹にも間違われるほどでした。母との楽しい思い出と、もういないという悲しさが入りまじり、わけがわからない状況の中でも時間が経てば少しずつ楽になるのかな..
仕事中でも涙が出てきてしまいそうになります。
母にもう一度会いたいです。話をしたいです。
大事な人を亡くすことは、人生の中で最もつらいことのひとつですが、人はそれを失うまで、その本当の大事さには気づけないものです。その人が好きであればあるほど、悲しみから立ち直るには、時間が必要になると思います。
母は私に、いろいろな楽しい思い出とともに、人生のはかなさ、生きている時間のかけがえのなさを、教えてくれたのだと思います。
失ったものよりも母が与えてくれた多くのものを思い出し家族や友達、一番辛い時に支えて下さった職場の先輩や社長との時間を大事にしながら、残された耳と足が不自由な祖母を全力で守りながら目の前の人生を懸命に生きることが、母への親孝行になると信じて生きていこうと思います。。
今日も母が大好きだったピンクのスウィートピーとガーベラを買って帰ろう..