ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
2015年、今年、私は社長に就任して10年をむかえました。
前社長のもと長期間、副社長として営業部門を担当していましたが、10年前に突然2代目社長へ就任。副社長と社長の立場は心理的に全然違いました。いま振り返れば、無我夢中のつらい日々でした。
弊社は情報コミュニケーションの会社、また女性だけの会社です。会社であり組織でありシステムを構築するために、まず一番に、スタッフとのコミニュケーションを密にすることからでした。個人的にもそれは、試行錯誤の毎日でした。そんな時、会社顧問や友人知人の中からある言葉をいただきました。「役職・職務上、言わなければならないことはきちんと言うことです。個人的な性格や感情に囚われて、職務上の必要かつ大切な事が言えないのならば、社長として失格です」と。
その言葉で目が開かれました。為すべきことは、為さなければならないこと。そしてさらに、表面的な形式にとらわれることなく、身の丈に合った会社をつくろうと決心しました。つまり外見ではなく内面を憂うことと。気が付けば、スタッフは全員が入れ替わっていました。私の考え方を理解して一緒に仕事を考えてくれるスタッフに変わりました。
この10年で私もいろいろ学びました。よく考え丁寧に議論すること、決して感情論に拠るのではなく。そのためにお互いのコミニュケーションを最も大切にすること、そして、小さくとも感動こそが人の心を動かすものであるということ。さらに、人の心は変えることのできるものということを。
一片の言葉が、人の心を傷つけもすれば、人の心を癒したり支えたり、またその人生を変えることもあります。実体験を通じて、言葉の大切さを改めて考えさせられ気づく10年間でした。10年ひと昔といいますが、諸顧問はじめ多くの方々に助けられながらのこの10年は、短いと感じるほど速い月日でした。
いま私には夢があります。小さくとも日本一になる夢。それは、「依頼すれば安心して自分の仕事に専念できる、どこよりも安心して任せることができる会社」…そんな言葉が頂ける会社にしたいという夢です。しかも、女性ならではの特色…つまり、細やかさであり優しさであり思いやりに溢れる会社でありたいというものです。そのためにも、『お客様と共に』の言葉を忘れることなく、全社員一丸となって次なるステージに臨む覚悟です。
皆様、今年のみならず、この10年間のご指導・ご鞭撻・そしてご愛顧を賜りましたこと、感謝の念に堪えません。本当にありがとうございました。皆様の輝かしき未来に、私どもがお手伝いさせていただけることを祈ってやみません。
どうぞ、良いお年をお迎えください。