ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
5月のゴールデンウィークを過ぎると、次の日曜日は、母の日。
今まで花屋の店内の一部に飾ってあったカーネーションが、前面で咲き誇りだす。
百貨店やショッピングモールでは、各ブランドの一押しのプレゼントが並びだす。
いつもなら、何を贈ろうか。から考え、買いに行くのが常であったが、今年の母の日への思いはちょっと違っている・・・。 昨年の震災、今年の大雪、家族の中での出来事、改めて「母」という存在を想ってみた。
私の母は、背が小さく、どちらかというと横幅がひろいタイプ。 でもその丸い背中は、自分の子供や孫だけでなく、ぐずっていた近所の子供でさえその背中のおぶさると安心して眠れるベットのような存在だった。
その当時、はやっていたロングヘアにしていると、あなたは長い髪は顔が小さいから似合わないから、短くしなさい、私が、この色が好きだからと洋服を着ていると、その色は似合わない、あなたはこの色がいいと、いちいち言ってくる。 うるさいなぁと考えながら、今は、その髪にその色に落ち着いている・・・。
中学の時、右手を骨折し、洋服も一人で着替える事が出来なかったとき、「もう」といいながら手伝ってくれ、毎日洗わなくてもと言われながら絶対いやという私の髪を洗ってくれた。 いくつになっても体調を崩して本当に苦しい時、無意識に「お母さん苦しいよ…」って呟いている自分がいる。
『母の存在』って本当に大きいなと…
今はふくよかな背中は、少し曲がり、赤ちゃんをおぶえるような柔らかいベットではなくなっていると思う。
今年は、母の顔をみて、手を握り、本当にありがとうねって言いたいと思う。 それが、この日曜日でなくてもいいからと。