春の嵐が来て、まだ蕾だった桜が急に満開になりました。　前日まで咲く気配などなかったところ、台風みたいな豪雨と暴風の到来には、『咲いてなくて良かった、咲いてたら大分が散ってしまうなぁ』と思っていた矢先のことでした。　その日、会社からの帰り道、随分風も弱まり、自宅近くの公園を通りかかると、あれっ？と。

桜、咲いています（　゜ω゜）!!!

その公園は地元でもちょっと有名な公園で、季節ごとに町内会の人たちが何かしらのイベントを催す場所となっています。　そこは桜が沢山植えてあって、春には毎年必ず赤い提灯がぶら下がります。　そうなると、桜花の咲く前から散るまで、様々な人がBBQ（バーベキュー）をしたり、寄り合いをしたり、夜までベンチに座ってお花見をしたり　――　あー、春が来たなって感じるそんな風景が、この地域の春の訪れの合図です。

満開になった最初の週末は、出店が出たり、町内総出でイベントやったりのお祭り騒ぎ。やっと暖かくなったからねと、みんな行動的になります。そこではいつも、焼鳥美味しかったです。ビールも合わせて、尚美味でございました。

でも今年は雨が多かったせいか、桜が開花から急に満開になった気がします。『去年は池田・五月山公園まで自転車で満開の桜を眺めに行ったけど、今年は行けなかったなー。桜の季節っていつもこんなに短かったっけ？気温も天候も不調だった所為？』　――　と考えてみたり。　いつも楽しみにしている桜なのに、早足に咲き切って、気づいたらもう葉っぱが出始めています。　これって私の体感時間が短くなったから？、それとも本当に散るのが早かったから？・・・

短い命だからこそ待ち遠しくて、さらに駆け足で散るのは余りに切ないこと。春って、芽吹いたり咲いたりするイメージと、儚く散ってしまうイメージとが混在して、不思議な時期です。ちょうど出会いと別れの季節に重なって、豊かな四季に育まれた日本の季節感の１ページを華やかに飾って…。毎年新しい春を迎えて、やっぱり日本っていいなって思います。

余談ですが、ニュースで桜前線とか全国桜開花予想図を見ると、チアリーディングのポンポンウェーブを思い出します。

私だけかなー？？？