ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
先日久しぶりに親友に会いました。
彼女は関東の人で、関西に遊びに来ると必ず一日は一緒に京都まで行ってきます。
今回は紅葉に間に合うと思い、一緒に伏見稲荷で散歩をしてくることに。
伏見稲荷は私も大好きなスポットで、入口の観光名所!という雰囲気丸だしの入り口をくぐり山を登り始めると、どんどん懐かしいやら、物語の中に入ったやら、不思議な感傷に浸れる気がします。
進めば進むほど雰囲気がくるくる変わっていく感じが滅多にないと思うので、頂上まで登るのもなかなかお薦めです。ちょっとした山登りになってしまうので、後半は息が切れるのがタマに傷なのですが・・・
そんな中、サクサク落ち葉を踏みしめながら道を歩いていると、急にアナウンスが。
「ただ今野生の猿が目撃されているようですので、ご注意ください。」
猿が遠目から眺められるなんて楽しいなあ~なんて話をしていたんですが、ほどなくして出会うことができました。なんと、私たちの5m前のカップルを二匹の猿が襲っていました。野生の猿は怖いですね。
しかし一本道で猿に背中を向ける方が怖かったので、目を合わせないようにそろそろと歩き、無事に脱出。以降猿には出会うことなく、幸いでした。
旅にトラブルはつきものとは言いますが、なかなかスリリングな体験だったので、もう二度と猿には出会わないことを祈っています。それから小一時間歩いているとだんだんと陽が傾き始め、灯篭にぽつぽつと明かりがともり始めます。薄暗い山道の明かりの中、彼女の影がぼおっと映る様はなんだか夢の中の様で。
不思議と不気味さよりは、どこか荘厳さとノスタルジックな雰囲気に癒され、日が暮れるまで散歩して帰りました。