ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
また、映画の話。
「沈まぬ太陽」
封切されれば、見に行かねばと思っていた。
原作は、一年程前にトライしたが、確か3巻ぐらいでギブアップしてしまった(@_@;)
山崎豊子さんの著作は、他「華麗なる一族」しか読んだ事がないが、精緻な描写で、読みながら、何か、男性の書いた文章の様だなぁ・・・と思っていた。女性が書いているとは、想像し難い。
映画は、渡辺 謙さん 主演。良いだろう、とは思っていたけど、さすがに謙さんは、すごい。かなり昔、大河ドラマで「独眼竜正宗」をやっていた頃から、存在感があったよなぁ。
「沈まぬ太陽」は、某航空会社をモデルにしている。ほぼ、事実に沿っているのだろう・・。このタイミングで映画が製作されるというのは、何か因縁めいたものを感じずにはいられない。
主役の恩地さんは、労組の活動をしたばっかりに、海外勤務に約10年まわされる。それでも、会社を辞めない。おそらく辞める事の方が、簡単だと思う。今の様に不況ではないし、恩地さんの様に優秀な人なら、いくらでも再就職先はあったはず。
それでも、「なぜ辞めなかったか」渡辺 謙さんもそれを演じたいと言っていた。夕陽が砂漠に落ちるアフリカ大陸で、どんな思いをめぐらしていたのだろう。
この人の戦い方は、正々堂々としている。なかなか、ここまでできる人はいないだろう。。宇津井健さんも良かったなぁ。
それにしても、ひどい事故だった。
多くの家族の人生が狂ったんだと、映画を見て改めて思う。