ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
暑い夏がやっと来たけれど、
花火の音も聞かずに、
フレンチのダイニングに直行。
トライしたいアラカルトが
次々と目に入っても、
庭園と南の夜空を見ながら
プリフィクスをオーダー。
手のひらに包めるくらいの
小さなムースがやってくる。
今日の出来事を少し話し、
玄米パンに手をのばす。
自分は、鴨の炙りにパッションフルーツの
ソースだったように思うが、
確か緑色の型抜きを取り巻く
ベジのひと皿で、それだけが
違っていたらしい。
話はくるくると変わり、そのたびに
杯の半分を空けた。
答えを探しながら、
100%カカオのチョコのような、
ひな鶏とフォアグラとの間に挟まった
トリュフだけをピックアップしながら
ペースを保って口へ運んだが、
添えられた米は、少し香りが強すぎた。
香りを撒きながら注がれる途中
一瞬、海底のように
フルートの中の金色のうねりが
深く静止する。
ミルフィーユのバニラソースは
バナナキャラメリゼと
全くもって対等だ。
南国のコンビが
口の中へ消えた途端に、
セーラとベッキーのテーブルは
後方へと流れ去った。
選んだものが、同じだった訳だ。