ある朝、気持ちよく目覚め、出社前の時間をコーヒーなどを飲みながらゆっくり過ごし窓を開けると朝のちょと冷たい空気をほほに心地よく感じ、珍しく大きく伸びをした。

そんな朝だったので少し早目に家を出た。いつも通る道なのにゆっくり歩いていると、色んなものが目に入ってきた。

今年の異常とも言える気温の落差にも負けず、私たち人間に「春」を告げる使命感を持った様に、満開の花を咲かせる桜の木。日々緑色を濃くして、自分を主張し始めた小さな花草たち。そんな彼らの声が聞こえてくるような気がして小さな感動を覚え、すがすがしい気持ちで会社に向かった。

昔の人はよく言ったものだ。「早起きは三文の徳」と！
おそらく、使う意味合いは違うと思いましたが、私は、その日三文以上の価値を感じた一日の始まりでした。