ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
さてさて、古事記のおはなしです。
亡くなった妻のイザナミを生き返らせて連れて帰るため、イザナギは死者の世界である黄泉国(よみのくに)に行きました。暗く冷たい地の底の世界。決して見てはなりませんと言われていたにもかかわらず、彼はその恐ろしいイザナミの屍を見てしまいます。
恐れおののくイザナギ。辱めを受けたというイザナミの怒りにふれて、彼は恐ろしい雷神、黄泉軍に追われることになります。逃げる途中、ブドウ、タケノコと投げつけますが効果がありません。(なぜブドウとタケノコなのか?・・・ウーン・・・???ですが、彼らはそれをパクパク食べてしまい、しかし、とても時間かせぎになったとのことです)
なんとか黄泉比良坂という所まで逃げ帰った時、そこになっていた桃の実を三つ投げつけると、黄泉軍たちは退散してしまいました。イザナギは無事にこの世に帰り着くこと
ができたのでした。
日本の文献で、桃について語られた最初のものだとか。桃には邪気・悪気を払う霊力があるとされてきました。中国の古い思想の影響だそうです。そういえば桃太郎も、なぜ桃太郎なのかが分かったような・・・。ブドウ太郎やタケノコ太郎なら鬼に食べられてしまうという結末になったから・なのでしょうネ!(‐_‐;きっと
悪霊を払う霊力を秘めた植物、桃。そんな霊力にあやかって、女の子の厄除けと健康祈願のお祝いが、今日3月3日、桃の節句です。わが家では簡単に片付けることができるようにと、小さなガラス細工のおひなさまを飾りました。
桃や梅の花が、いま真っ盛りです。ここそこに春の予感~☆