ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
陰暦では10月を神無月と呼びます。それは全国の神々が会議のために出雲大社に集うため諸国を不在にするためだとか。だから出雲地方では、その月を神在月と呼ぶそうです。そんな神話の息づかいが今でも感じ取れる出雲大社に、参詣しました。
とても穏やかな気候に恵まれた今年の1月3日、出雲の街は初詣客だけでない活気に溢れていました。『吉兆さん』と『番内さん』と呼ばれる伝統的な神事です。お囃子にのり町内を練り歩く行列。その行列の中心に金色に輝く剣と扇を頂き、絢爛豪華にそびえる高さ10メートル、巾1メートルほどの旗、これが『吉兆さん』。その露払いとして、恐ろしい鬼の面をかぶり、孟宗の青竹をひっさげ、時に地面にたたきつけて「悪魔払い、悪魔払い」と大声で叫びながら歩くのが『番内さん』。皆のために禍を祓い悪魔を退散させ、福を呼び寄せくれるのです。
境内で二人の番内さんとのショット。きらびやかな豪華織物の神楽衣装、そしてコワい鬼面の下から聞こえた声は、なぜかとてもカワイイ声でした。
2007年もスタートしました。すべての人にとって今年は良き年でありますように。そして、出雲大社で出会えた番内さんにも、福がたくさん訪れますように!